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2010年12月1日

帝塚山大学特別客員教授 寺島実郎氏による特別公開講座「日本創生への視座-2011年の展望」

 

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11月29日、寺島実郎特別客員教授による特別公開講座「日本創生への視座-2011年の展望」を、大阪商工会議所にて開講しました。

 

講義では、まず〝オバマ敗北〟で終わった米中間選挙の総括から「米国の産業構造が劇的に変化し、大きな雇用を生まなくなっている。日本も同様に、貿易先が米国からアジアへ重層的に向かっている中で雇用創出が乏しくなっている状況」と述べ、日本は今、資産デフレと低所得層の急増、年収減少でサラリーマンの生活も劣化して、全体がずり落ちている有様だと分析。続いて、「世界一の対外純資産力、人材(技術力)など、日本は本来持っているポテンシャルを生かさなければならない。裾野にシナジーを生む飛行機などプラットフォーム型産業など新しい部門を起こすことに力を入れることだ」と強調しました。

講座には、503名の一般の方及び本学学生・教職員が参加し、講義内容を熱心にメモを取っていました。