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2023年3月28日(火)

プレスリリース

【プレスリリース】子どもの社会的スキルを育むすごろくゲーム 発達支援や対人支援を学ぶ心理学部の学生が考案

帝塚山大学(学長:蓮花一己 所在地:奈良市帝塚山7-1-1)心理学部心理学科の式部陽子講師(専門分野:発達障害、ペアレント・トレーニング)のゼミ生3人が、子どもの社会的スキル(Social Skills)育成を目的としたボードゲームを考案しました。発達支援や対人支援などを専門的に学んだ学生ならではの視点が生かされた「おつかいすごろく」ゲームで、対人関係などの社会生活に必要なスキルを学ぶソーシャルスキルトレーニング(Social Skills Training=SST)に役立ちます。

この「おつかいすごろく」は、従来からある金融リテラシーを学ぶ「おつかいゲーム」と異なり、お金の概念や計算知識、おつかい計画などのプランニングだけでなく、社会のルールや人とのかかわり方など、幼児期から小学校低学年で身につける発達課題を盛り込んでいることが特徴です。

おつかいの道中に「落とし物を見つけたらどうする?」「知らない人に声をかけられたらどうする?」などのソーシャルスキルを訓練するイベントを設定し、ゲームを通じて社会常識や安全に関する知識などが学べます。また、ゲームのゴールを皆がおつかいを終えて家に帰るまでとし、さまざまな年齢や特性のある子どもたちが優劣を競わずに、一緒に楽しく遊べるように設計しました。

子どもの発達支援を行っている現場で活用してもらえるよう、ボードゲームのデータは遊び方マニュアルとともに以下より自由にダウンロードできるようにしています。

【おつかいすごろく】

すごろくボード

しなものカード

イベントカード

おみせ

おかね

コマ

おつかいすごろく概要

おつかいすごろく実施者向けマニュアル

おつかいすごろくプレイヤー用説明書

今春からは本学の「こころのケアセンター」でもこのゲームを活用の予定です。

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