【プレスリリース】災害現場での消防士のチームワーク力を強化 アドベンチャーカウンセリングによる研修 11月2日

　帝塚山大学（学長：奥村由美子 所在地：奈良市帝塚山7-1-1）は、11月2 日（木）、奈良市消防局の消防吏員を対象に、チームビルディングを目的とした職員業務研修（特別研修）「予防業務におけるコミュニケーション　ーアドベンチャーカウンセリングを通じたチームづくりの基礎ー」を実施します。 　

　この業務研修は、迅速かつ確実な対応が必要となる災害現場でのチーム力向上を目指して実施するもの。冒険教育をもとにしたグループカウンセリングの手法である「アドベンチャーカウンセリング」を用いて行われ、本学の全学教育開発センターの小西浩嗣 准教授がファシリテー ターを務めます。 　

　当日は、消防吏員が10名が1チームとなり、さまざまなアクティビティに挑戦。それらの活動を通じて信頼関係やコミュニケーション能力 を育み、チームビルディングに役立てます。

【アドベンチャーカウンセリングとは】
　正式にはAdventure Based Counseling (A B C) という。冒険的な活動をもとに個人とグループの成長を図ることを目指したグループカウンセリングの手法のひとつ。チームビルディングを目的とした企業研修のほか、スポーツチームの研修、教育現場での対人関係や相互理解の改善に向けたプログラム導入など幅広く活用されている。
　帝塚山大学には、屋内にアドベンチャーカウンセリングを実施できる専用施設があり、授業カリキュラムにも同カウンセリングを導入している。コロナ禍においては、Zoomを用いたオンラインでのアドベンチャーカウンセリング 「Zoom アドベンチャー」にも着手。大学生活への適応に焦点を当てたプログラムを実施した。本学では、アドベンチャーカウンセリングのノウハウを生かし、地域の小学校の児童や教職員の支援にも取り組んでいる。
　国内の大学で専用施設を保有するのは、玉川大学(TAP センター）、関西大学（人間健康学部）、神田外語大学（体育・スポーツセンター）、流通経済大学（スポーツ健康学部）。屋内施設は本学のみである。

職員業務研修（特別研修）
「予防業務におけるコミュニケーション　ーアドベンチャーカウンセリングを通じたチームづくりの基礎ー」

日時　２０２３年１１月２日（木）9:30～11:30
実施場所　奈良市消防局　研修室（1）および視聴覚室　　
　　　　　〒630-8145 奈良県奈良市八条５丁目４０４−１　電話： 0742-35-0119
講師（ファシリテーター）　帝塚山大学　全学教育開発センター　小西浩嗣 准教授
参加者　①奈良市消防局を中心とする消防吏員（受講人数33名、聴講12名の総計45名）
※奈良県広域消防組合消防本部、生駒市消防本部、精華町消防本部、相楽中部消防組合消防本部の消防吏員を含む
　　　　②「消防組織と消防実務」を履修している法学部学生８名
実施内容
　　　　1．アドベンチャーカウンセリングとコミュニケーション、チームづくりについての説明（10分）
　　　　2．アイスブレイク：全員が交流して安心できる場をつくる、できるだけ多くの人とかかわる（50分）
　　　　　・じゃんけんアクティビティ：どんどん自己紹介してじゃんけん
　　　　　・ラインナップ：全員で並び替えるアクティビティ
　　　　　・カテゴリー：共通点で集まるアクティビティ
　　　　3．グループでのコミュニケーション、チームの合意形成：参加者約10人が1チームで、課題解決力やコミュニケーション能力を高めるアクティビティに臨む（60分）
　　　　　・フラフープを使ったアクティビティほか

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