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2023年10月20日(金)

プレスリリース

【プレスリリース】学生と県内高校生が 五條市の戦争遺跡をたどる平和学習フィールドワーク 10/28(土)

帝塚山大学(学長:奥村由美子 所在地:奈良市帝塚山7-1-1)法学部法学科の末吉洋文教授(専門:国際法、平和学)のゼミが、10月28日(土)、奈良県立国際高等学校と合同で五條市内の戦争遺跡をたどるフィールドワークを実施します。

見学の場所は、学童疎開を受け入れた「櫻井寺」、空襲の被害を受けた「大川橋」、太平洋戦争の影響で建設が中止された「旧国鉄五新線未成線鉄道構造群」、平和の鐘を鳴らす寺として有名な「生蓮寺」など、五條市に点在する戦争遺跡です。

末吉ゼミは、コロナ禍に見舞われた2020年に奈良県内の戦争遺跡に関する調査報告書「奈良県の戦争遺跡 : 忘れてはいけない歴史」を発行。大学学術機関リポジトリでも公開しました。本調査を経て知った身近な戦争遺跡を平和学習に活用してもらおうと、その翌年の2021年には、実際に現地(近鉄奈良駅周辺)を訪ねるフィールドワークを始めました。

今年で3回目となるフィールドワークでは、これまでの近鉄奈良駅周辺から奈良県南部に場所を移し、五條市内の戦争遺跡を高校生とともにめぐります。全行程3日間のうち、1日目は香芝市の屯鶴峯(6/3(土)実施済み)、2日目が本フィールドワーク、3日目には本学での事後学習(11月4日(土))で総仕上げを行い、奈良県の戦争の歴史についての知識を深めます。
  
11月4日(土)に実施する事後学習(於:帝塚山大学 東生駒キャンパス)では、フィールドワークで学んだことと戦争遺跡デジタルマップを用いた探究学習の成果を高校生が発表します。大学生と高校生が対話を通じて戦争や平和について考える機会とします。

※末吉ゼミの学生による戦争遺跡デジタルマップは、一般に公開しています。
https://sueyoshi0.wixsite.com/tzk-peacestudies

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※当日のスケジュールはリンク先に記載しています。