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2022年10月11日(火)

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【文学部日本文化学科】新聞記者が正倉院展の出展宝物を解説「第74回正倉院展の見どころ」 

奈良国立博物館で10月29日に開幕する「第74回正倉院展」を目前に控えた10月4日、日本文化学科では読売新聞社による正倉院展出前授業「第74回正倉院展の見どころ」を実施しました。読売新聞社橿原支局長の関口和哉氏を講師に迎え、正倉院の歴史や宝物の特徴を解説する講義に学生約30人が臨みました。

講義では、東大寺の大仏に献納された香木の「全浅香(ぜんせんこう)」や黒漆に金や銀の文様があしらわれた八花型の銅鏡の漆背金銀平脱八角鏡(しっぱいきんぎんへいだつのはっかくきょう)をはじめとする今年の主要宝物をスライドに大きく映し出しながら詳しい説明が行われました。正倉院展の取材にかかわってこられた記者ならではの解説に、学生は熱心に耳を傾けていました。

関口氏は「正倉院には約9000件の宝物があるが、一度出展された宝物は、同じものが10年は出されないとされている。この機会にぜひ本物を目にしてほしい」と呼びかけ、学生の拍手で講義は締めくくられました。