【法学部】2022年度防犯ボランティア講座を開講しました

9月29日、今年で9年目を迎える奈良県警察本部との連携講座「防犯ボランティア講座」が始まりました。安全・安心なまちづくりに大きな役割を果たす「防犯ボランティア」。しかしながら、活動する人の高齢化が進み、次世代を担うボランティアリーダーの育成が急務となっています。本講座では、全15回の講義を通じて、警察官や行政職をめざす法学部の学生が警察の犯罪予防活動 を学び、防犯ボランティア活動を行う意義や方法について現職警察官や専門家から実践的に学びます。初回となるこの日は、法学部の学生17人が参加し、奈良県警本部生活安全課の担当者から同課の取組みや地域の防犯ボランティア活動に関する説明を受けました。

今年の「防犯ボランティア講座」も昨年度に引き続いて、「コロナ時代の新しい犯罪・非行と防犯」をテーマにした講義を実施。コロナ禍により増加したとされるサイバー犯罪やSNSを介したいじめや性犯罪など、青少年が被害者となりやすい事例のほか、薬物乱用などの非行事例を取り上げて、最新の犯罪事情に関する知識を深めます。また、地域での防犯ボランティア活動や啓発イベントなどにも実際に参加し、学生一人ひとりが地域の安全に向けて 取り組むべきことを考える機会とします。

警察官をめざしているという学生の一人は「地域の人と交流する機会も多いので、防犯についてのリアルな話を聞くことができそうだ」と話し、「ボランティア活動を通じて幅広く警察の仕事を知ることにもつながる」と意気込みを語りました。