ニュース

2012年2月3日(金)

お知らせ

本学ボクシング部が南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代さんと合同練習を行いました

 

【トピックス使用】IMG_8792.JPG

2月2日、女子ボクシングが正式種目として採用されるロンドンオリンピックの出場を目指している南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎 静代 さん(よしもとクリエイティブエージェンシー・梅津ボクシング倶楽部所属)が、本学東生駒キャンパスボクシング練習場を訪れ、本学ボクシング部員らと合同練習を行いました。

 

山崎さんは、日本ボクシング連盟ジュニア強化委員長である樋山 茂 氏の指導を受けるため、本学を訪問。山崎さんはこれまで樋山氏から直接指導を受けるために、仕事の合間を縫って奈良をたびたび訪ねていました。また、本学ボクシング部は、平成22年4月より、ボクシング後進県である奈良県をインターハイや国体の上位入賞の常連県に育成し、近年は国際大会で数々の実績を上げている樋山氏を学外指導者として迎え、強化を図っており、いわば同門の関係にあたることから、今回の合同練習が実現しました。

【トピックス使用】IMG_8285.JPG練習場には開始前から多くの報道陣が詰め掛け、普段の芸人としての山崎さんのイメージとは180度異なるボクサーとしての姿を伝えようと、登場を今か今かと待ち構えていました。

午後2時前に、練習場に山崎さんが登場。芸能界においては、その背の高さも注目されているだけあり、その存在感に選手たちを取り巻く練習場はますます張り詰めた雰囲気となりました。

山崎さんを含む選手たちは準備運動で体をほぐした後、一斉にシャドーボクシングを始め、練習場の熱気はいよいよ高まってきました。

わずかな休憩のあと、ボクシング部員との激しいスパーリングが始まりました。山崎さんの女子重量級の階級「ミドル級」は女子の練習相手がなかなか見つかりにくく、今回の練習メンバーも全員が男子部員。しかし、山崎さんは男子部員相手にナイスパンチを繰り出し、また、相手からの激しいパンチを防御し、サイドからはパンチの応酬のたびに声援が飛び交いました。スパーリングの回数を重ねるごとに選手たちから伝わる息づかいはさらに激しくなりました。【トピックス使用】_DSC0157.JPG【トピックス使用】IMG_8446.JPG

このあと、サンドバックの打ち込みがひたすら続き、樋山氏を相手にしたミット打ちでは、的確なアドバイスがなされる一方、パンチのたびに響く激しい音が練習場にとどろきました。

選手たちは約90分間、これらの密度の濃いメニューに汗を流しました。山崎さんからは「自分より背の高い選手を相手にすることがなかなかなく、すごくやりづらかった」とコメント。高い目標を掲げる山崎選手を相手に、選手たちも一層士気を高めることができたようです。

練習後半は、その様子を本学経営情報学部生約40人が見学しました。学生たちはそのパワーと勢いを目の当たりにし、その迫力にただただ圧倒されていました。

樋山氏からは学生に対して、山崎選手は心肺機能が高く、以前と比べると格段に技術やパワーが向上しており、大きな期待を寄せていると説明があり、また女子ボクシングの世界的な広がりやスポーツとしてのボクシングの魅力について丁寧な解説がありました。また、学生代表を相手にボクシング体験を行い、初めてグローブをはめた学生も楽しさを実感したようです。

練習後、学生たちが作成した多数のメッセージボードを前にした山崎さんよりせっかく訪問いただいたのだから、ということで、経営情報学部 金 東吉 教授の進行のもと、ボクシングを始めたきっかけや苦労、目標など熱い思いを語っていただきました。新しいことに果敢にチャレンジする山崎さんから、学生へメッセージが送られ、これから厳しい就職活動や困難は待ち構える学生たちは大きく勇気付けられました。その後、山崎さんは疲労の色さえ見せず、学生たちの質問に答えてくださり、また記念撮影にも笑顔で応じてくださいました。【トピックス使用】_DSC0218.JPG

山崎さんは、今月8日より広島市で開催される第10回全日本女子選手権大会(兼ロンドンオリンピック予選日本代表派遣選手選考会)の出場を予定しており、極めて重要な時期に本学を訪問いただきました。本大会で好成績をあげ、5月に開催される世界選手権を経て、目標であるオリンピック出場を果たせるよう、健闘をお祈りいたします。

また、本年度、大阪学生ボクシング選手権(主催:大阪府アマチュアボクシング連盟・後援:毎日新聞、大阪市体育協会)において、ライト級・ライトウェルター級で、優勝を果たしている本学ボクシング部にも温かい声援をどうぞよろしくお願いいたします。

学生にボクシングについて解説する樋山氏

サンドバックを前に気合が入る山崎さん(左)

樋山氏を相手にボクシング体験をする学生

報道陣の質問に回答する山崎さん