帝塚山大学出版会

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2012年5月25日

【新刊案内】「僧寺」と「尼寺」の違いを知っていますか?-「僧寺と尼寺」(森 郁夫 帝塚山大学客員教授、甲斐 弓子 同大学考古学研究所特別研究員 共著)刊行

帝塚山大学出版会はこのたび、「僧寺と尼寺」(森 郁夫 帝塚山大学客員教授、甲斐 弓子 同大学考古学研究所特別研究員 共著)を刊行しました。

「寺院」という言葉を耳にしたとき、「・・・派」というように宗派などの区分けを思い浮かべることが多いかもしれません。

わが国では、仏教の伝来により寺院の建立がはじまりました。七世紀に営まれた寺跡の中には、二つの寺が近接して営まれたものも認められ、おそらく僧寺と尼寺という一組で建立されたものと考えられます。

日本の古代寺院の僧尼は、西洋の修道院の僧とは異なる精神性や文化をもち、わが国の僧寺と尼寺は、それぞれが、それぞれにしかできない方法で国や人々を守ってきたのです。

本書は、わが国に仏教が入ってきた当初からの寺院、僧尼の存在と、古代寺院の内なる面に視点を投じるとともに、僧寺と尼寺の違いとは何なのか?という疑問を解明しながら、日本人の根底にある寺院や僧尼に対する尊敬のまなざしを見つめます。

四六判、354頁、定価2,940円(税込)。

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