帝塚山大学出版会

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2012年4月20日

【新刊案内】「同姓婚」や「プライバシー」「自己決定権」と「憲法」を改めて考える「親密な人間関係と憲法」(羽渕 雅裕 本学法学部准教授 著)刊行

帝塚山大学出版会はこのたび、「親密な人間関係と憲法」(羽渕 雅裕 本学法学部准教授 著)を刊行しました。

これまで、憲法学において、結婚、家族、子どもの権利等については議論されてきましたが、結婚以外の親密な人間関係となると、それがどこまで憲法上保護されているのか、そのような人間関係にある者達に保障されるのはどのような行為か、という点については十分な議論がなされてきませんでした。本書では、これらの行為が日本国憲法上どのように位置づけられるのかについて、検討を重ねていきます。

検討を通じて、憲法によって保護されている親密な人間関係とはいかなる関係か、そのような人間関係にある者達に対して保障されているのはどのような行為か、それらは日本国憲法上のどの条項に位置づけられるのかについて明らかにします。それと同時に、これまで必ずしも憲法上の位置づけが明らかではなかった「性行為の自由」や「同性婚」、また様々な意味で用いられることの多い「プライバシーの権利」や「自己決定権」の概念など、個別的論点についても明らかにします。

A5判、198頁、定価2,520円(税込)。

こちら (外部サイト)からお求めいただけます。本書の詳細は こちら をご覧ください。