2024年11月14日(木)
プレスリリース
【プレスリリース】「60年以上前の當麻寺を伝える貴重な記録写真 「写真でみる當麻寺-過去と現在-」 会期:11月14日(木)~12月8日(日) 於:葛城市歴史博物館
11月14日(木)から12月8日(日)の期間、葛城市歴史博物館(葛城市忍海250)で開かれる「写真でみる當麻寺 -過去と現在-」において、帝塚山大学(学長:奥村由美子 所在地:奈良市帝塚山7-1-1)が所蔵する永野太造氏撮影の當麻寺の建造物や仏像の写真と本学の学生が撮影した練供養の写真を展示します。
永野太造氏は戦後の奈良を代表する仏像写真家の一人。「永野鹿鳴荘」を経営する傍ら独学で写真を学び、1952年(昭和27)に設立された奈良国立文化財研究所による文化財調査に同行し、1970年代ごろまで写真撮影を続けました。同氏が撮影した約7000枚に及ぶガラス乾板は、「奈良学」を提唱した故青山茂氏(帝塚山短大名誉教授)と永野氏との縁で2015年(平成27)に本学に寄贈されました。本学ではそれ以来、ガラス乾板の調査・研究とともにデジタル画像化を進めています。
今回展示する写真パネルは、本学所蔵の當麻寺にかかわるガラス乾板53枚から選りすぐった、①當麻曼荼羅図、②本尊弥勒仏坐像、③四天王像持国天像、④四天王像広目天像(撮影:昭和35年7月)、⑤東塔、⑥石灯籠・金堂(撮影:昭和27年10月28日)、⑦講堂(撮影:昭和27年10月28日)、⑧曼荼羅堂(撮影:昭和27年10月28日)、⑨當麻曼荼羅図厨子扉、⑩阿弥陀如来坐像、⑪四天王像増長天像の11点と、学生が撮影した練供養の写真が10点です。特に、源頼朝の厨子製作への寄進を示す銘で知られる⑨の厨子扉は現在外されていて寺内で見ることができないことからも、貴重な記録写真といえます。
60年以上前に撮影された写真でありながら鮮明に当時を伝えるガラス乾板写真と学生が撮影した「今」と伝える写真を通じて、當麻寺の歴史を感じ取っていただきたいと思います。
「写真でみる當麻寺 -過去と現在-」
会 期:2024年11月14日(木)~12月8日(月)
時 間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週火曜日、第2・第4水曜日
観覧料:一般200円、高校生・大学生100円、小・中学生50円
※20名以上は団体割引料金あり ※11/16・17は関西文化の日につき無料
主 催:帝塚山大学附属博物館・葛城市歴史博物館
問い合わせ:帝塚山大学附属博物館 Tel 0742-48-9700
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