2024年7月8日(月)
プレスリリース
【プレスリリース】本学所蔵の永野太造氏撮影写真パネルが約50点 入江泰吉記念奈良市写真美術館で開催の工藤利三郎・入江泰吉・永野太造 「観仏三昧 」 7月13日(土)~
入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良市高畑町600-1)で7月13日(土)から9月1日(日)に開かれる展覧会「工藤利三郎・入江泰吉・永野太造 観仏三昧」において、帝塚山大学(学長:奥村由美子 所在地:奈良市帝塚山7-1-1)が所蔵する永野太造氏撮影の写真パネルが展示されます。
永野太造氏は戦後の奈良を代表する仏像写真家の一人です。「永野鹿鳴荘」を経営する傍ら独学で写真を学び、1952年(昭和27)に設立された奈良国立文化財研究所の文化財調査に同行して写真撮影を行いました。同氏の作品である「東大寺法華堂月光菩薩像」は「奈良大和路ポスター」に使用され、1957年(昭和32)の世界観光ポスター展で最優秀賞を受賞しています。
「奈良学」を提唱した帝塚山短大名誉教授の故青山茂教授と永野氏が生前懇意にしていたことが縁となり、2015年(平成27)に「永野鹿鳴荘」が所有する7000枚にも及ぶガラス乾板が本学に寄贈されました。それ以来、本学では、奈良学総合文化研究所と附属博物館(ともに本学附置機関)が中心となって、ガラス乾板を整理し、調査・研究するとともに、デジタル画像化を進めてきました。
今回展示される永野氏の写真パネルは、弥勒如来坐像(興福寺北円堂)、鑑真和上坐像(唐招提寺)、釈迦如来像(法隆寺金堂)をはじめとする49点。開幕初日の7月13日(土)には、本学文学部の鷺森浩幸教授(専門:日本古代史・奈良学)による講演会「鹿鳴荘・永野太造について」(申込不要・要観覧券)も行われます。
本展覧会で、工藤利三郎、入江泰吉、永野太造という3名の写真家がそれぞれの視点で引き出した仏像の魅力を存分に味わってください。
工藤利三郎・入江泰吉・永野太造 「観仏三昧 」
主催:奈良市、入江泰吉奈良市写真美術館
協力:帝塚山大学(永野太造写真作品所蔵)
会期:7月13日(土)~9月1日(日)
開館時間:9:30-17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(7/15,8/12は開館、7/16,8/13は閉館)
場所:入江泰吉記念奈良市写真美術館
観覧料:一般500円/高校・大学生200円/小・中学生100円 ほか
【講演会】「鹿鳴荘・永野太造について」
日時:7/13(土)14:00~
講師:帝塚山大学 文学部 鷺森浩幸教授
※申込不要・要閲覧券
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