2024年10月21日(月)
プレスリリース
【プレスリリース】10/26(土)、県内高校生とともに 近鉄奈良駅近くの戦争遺跡をめぐる 奈良で初めての空襲があった法連町 青い目の人形関連の資料が残る椿井小学校など
帝塚山大学(学長:奥村由美子 所在地:奈良市帝塚山7-1-1)法学部法学科の末吉洋文教授(専門:国際法、平和学)のゼミが、10月26日(土)、奈良育英高等学校と合同で近鉄奈良駅周辺の戦争遺跡をたどるフィールドワークを実施します。
見学の場所は、奈良で初めての空襲を受け死者を出した法蓮町のほか、奉安殿が校内にあり、「青い目の人形」にまつわる資料が残されている椿井小学校、かつて防空壕があった場所に建てられた奈良市音声館など、近鉄奈良駅周辺に点在する戦争遺跡です。
末吉ゼミは、コロナ禍の2020年に奈良県内の戦争遺跡に関する調査報告書「奈良県の戦争遺跡 : 忘れてはいけない歴史」を発行し、大学の学術機関リポジトリ(Web)でも公開しました。この調査を通じて知った地元の戦争遺跡を平和学習に活用するため、2021年には実際に現地(近鉄奈良駅周辺)を訪れるフィールドワークを開始し、2022年には範囲を広げて近鉄奈良駅周辺での実施を継続。昨年2023年には五條市でもフィールドワークを行いました。また、2022年からは、奈良県を中心とした地域の戦争被害を可視化し、学校で平和学習てGoogleマップに反映、現在も更新を続けています。
今年で4回目となるフィールドワークでは、再び近鉄奈良駅周辺を訪れ、高校生とともに戦争遺跡を巡ります。末吉ゼミの学生が各見学スポットで説明を行い、身近にある戦争遺跡を通じて参加者に「戦争と平和」について考える機会を提供します。
【近鉄奈良駅周辺戦争遺跡フィールドワークスケジュール】
日時:10月26日(土)13:00~16:00終了予定 ※少雨決行
集合場所:近鉄奈良駅西口改札に13:00 【徒歩ルート4.3kコース(移動時間:1時間)】
①奈良育英高等学校(学徒動員、大阪機材(のち大阪金属)の学校工場)
②法蓮町への空襲(1945年6月1日午後)
③奈良市三条町(戦時中の食生活)&下三条町(建物疎開)
④旧「奈良新聞」社屋(空襲跡地に建設)&奈良駅(空襲1945年7月22日)
⑤池田含香堂(奈良団扇、戦時中の衰退)
⑥椿井小学校(奉安殿、「青い目の人形」に対するお礼の手紙)
⑦なら工芸館(奈良人形の衰退)
⑧奈良市音声館(防空壕)
⑨木奥家住宅(登録文化財)(襖地、風船爆弾)
⑩ROKKAN ROOM(民家を改装した防空壕カフェ)
⑪猿沢池の鯉(大和郡山の金魚池で養殖)
※各スポットで帝塚山大学法学部国際法・平和学ゼミの学生が説明
※ウォーキングツアー
<参加予定者>
帝塚山大学法学部 国際法・平和学ゼミ(教員+学生)
奈良育英高等学校(教員+生徒)
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