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2023年6月14日(水)

イベント・講座

生駒市図書館との共催講座「日本人にとって神様と仏様は同じであった 関白を頂点とする春日大社の神と仏の神秘」を開催しました

本学と生駒市図書館が共催する公開講座「日本人にとって神様と仏様は同じであった 関白を頂点とする春日大社の神と仏の神秘」が、6月7日、生駒市図書会館市民ホールで開かれました。本学特別客員教授の花山院弘匡氏(春日大社宮司)が日本人の根幹をなす神仏習合について講演し、約170人の市民が参加しました。


平成元(1989)年から始まった生駒市図書館との共催公開講座は、本学が取り組む地域連携、貢献事業として地域に深く根付いたもののひとつで、今年で35回目の開催となります。


花山院氏は、仏教が伝来した当初は、神はあだしくにの神(蕃神)として日本人に受け入れられたと話し、神仏習合は「もともと八百万の神様がいたところに、外国の神様である「仏様」が新たにやって来られたという感覚だった」と解説しました。その最たる例が春日大社と興福寺のかかわりであるとし、1000年にわたり続いた神仏習合の歴史について、春日大社の神事を交えて紹介。参加者は、現代に息づく神仏習合の考え方について理解を深めました。