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2023年10月12日(木)

プレスリリース

【プレスリリース】学生と大学院生による山添村の史跡や文化財の 考古・民俗調査がスタート 10月15日に第1回目の現地調査

帝塚山大学(学長:奥村由美子 所在地:奈良市帝塚山7-1-1)文学部日本文化学科(学部長:河口充勇)の 学生と人文科学研究科日本伝統文化専攻の大学院生による山添村の考古学・民俗学調査が10月15日(日) から始まります。  

2023年2月に締結した山添村と本学との包括連携協定に基づき、同村の史跡や有形・無形文化財の調査 を行うもので、本学の考古学ゼミ(清水昭博 教授/専門科目:考古学)を専攻する学生と大学院生が、毛原廃 寺跡の発掘調査にかかわり、民俗学ゼミ(高田照世 教授/専門科目:民俗宗教)を専攻する学生と大学院生 は、山添村の神事や祭事、風習などの民俗文化(無形民俗文化財)の調査を担当します。 第1回目となる10月15日(日)は、予備調査として毛原廃寺跡と例祭が行われている春日神社を訪れ、今後の調査の方向性を探ります。

【今後進める予定の山添村での考古・民俗調査】

1)毛原廃寺跡発掘調査  山添村教育委員会と連携しての発掘調査

2)山添村の神事や祭事、芸能、風習などの民俗文化の調査
山添村は数多くの文化財を有するだけでなく、古くからの民俗文化を今に残していることも特色のひとつです。しかしながら、神事や祭事、芸能、風習などを担う人材の高齢化や社会情勢の変化に伴い、無形民俗文化は内容の変容や消失が危ぶまれる状況となっています。コロナ禍を経て、すでに祭りなどの簡略化が進んでいることも報告されており、伝統文化の継承は喫緊の課題です。今回の民俗調査は、集落ごとに異なる多種多様な山添村の民俗文化の現状と特色のほか歴史、経緯などの調査を行い、後世に伝えるための写真や映像などを含めた記録作成を目的としています。

今回の予備調査後に定期的に調査を行う計画(現時点では日程未定)。調査結果は報告書にまとめる予定 としています。

山添村の史跡および文化財 第1回調査(考古・民俗)

1.【日時】 2023年10月15日(日) 春日神社に12:00ごろ~ ※当日はバスで移動します 

2.【場所】 春日神社本殿(県指定有形文化財)・毛原廃寺跡(国指定史跡)ほか

3.【参加者】文学部日本文化学科学生および人文科学研究科 日本伝統文化専攻大学院生、担当教員

4.【当日の行程】11:15ごろ やまぞえ小学校着/昼食後→春日神社参道前→春日神社若宮(祭り)→ 13:00ごろ 春日神社参道前発→13:30ごろ 毛原廃寺跡着→14:20ごろ 毛原廃寺跡発

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