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2023年5月17日(水)

プレスリリース

【プレスリリース】なら歴史芸術文化村 開村1周年記念展「山辺の道」連携企画 「永井さんの生活画から推しの1枚を選んでみた」 5月20日(土)には学生が展示解説 

 なら歴史芸術文化村の開村1周年記念展「山辺の道」(~5月28日(日))の連携企画として、帝塚山大学(学長:奥村由美子 所在地:奈良市帝塚山7-1-1)文学部日本文化学科(学部長:河口充勇)民俗学ゼミ(指導教員:高田照世教授 専門分野:民俗宗教)を中心とする学生と大学院生が「推しの1枚」としてピックアップした福住の生活画を、5月28日(日)まで同村にて展示します。5月20日(土)には、本学文学部の高田照世教授が福住の民俗文化に関する講演会を行い、その後、「推しの1枚」を選んだ学生らが展示パネルについて解説します。
 この福住の生活画は、山辺郡福住村(現:天理市福住町)出身の永井清繁さん(1905-1999)が、70代になってから昔の記憶をたどり、明治後期から昭和初期にかけての福住での暮らしを描いたもの。顔彩で彩色する日本画の手法が用いられ、色鮮やかに往時の様子が再現されています。開村1周年記念展「山辺の道」には、この生活画の原画が出陳されています。
 今回、記念展連携企画「永井さんの生活画から推しの1枚を選んでみた」に展示するパネルは、学生と大学院生20人による「推しの1枚」の23点。記念展では公開されていない、往時の年中行事や人生儀礼の様子のほか、福住の暮らしを支えた職人の姿などの絵を四季ごとに並べました。
 5月20日の展示解説に備えて、学生は事前に福住入りし、地元の方に現地案内をしてもらい、背景知識を深めました。展示解説と同日に開催される講演会「奈良山里の民俗文化~福住の生活画より~」では、10年近くに及ぶ福住での民俗調査の成果をもとに、高田照世教授が福住の生活や風習について話します。

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