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2022年3月31日(木)

お知らせ

基礎力測定テスト「PROG」をテーマとした教職員研修会(SD研修会)を開催しました

本学では、大学の教育研究活動等の適切かつ効果的な運営を図るため、教育職員、事務職員などに必要な知識および技能を習得させ、その能力および資質を向上させることを目的としたSD研修を積極的に行っています。

3月18日に、本学3年生が受験した基礎力測定テスト「PROG」の集計分析結果について、教職員向け報告会を開催しました。

「PROG」は、情報収集力や情報分析力、課題発見力、構想力などをみる「リテラシー」と、対人基礎力や対課題基礎力、対自己基礎力などをみる「コンピテンシー」から構成されるアセスメントテストです。本学では、学生の学習成果の可視化、さらにはその活用をめざし、大学全体として各種の取組を進めており、その一環として本テストを導入しています。また、学生自身が現在の自らの能力を客観的に知ることで、大学での学びやキャリア形成に生かしていくことも期待しています。

今年度は、本学のすべての学部の1年生および3年生が受験することとしており、前期に受験を終えた1年生の結果については昨年7月、本テストを開発された株式会社リアセックから講師をお招きし、解説いただきました。

今回、3年生のテストの集計分析結果がまとまったことを受けて、7月同様、株式会社リアセックより、本学の受験結果と全国平均との比較や結果の活用方法などに関して説明いただきました。報告の中では、新型コロナウイルスが学生の成長にどのような影響を及ぼしているか、全国の傾向などについても言及がありました。また、今年度の3年生は1年次にも本テストを受験しているため、2回の受験結果の比較を行い学生の成長を可視化することで、本学学生の強みや弱みなど実態を改めて確認することができました。

今回の研修会は、新型コロナウイルス感染症への対策として、株式会社リアセックの担当者には遠隔会議システムでご出席いただきました。東生駒キャンパス会議ホールには、学長、副学長、学部長、全学教育開発センター長、学科長など役職者が中心に集まり、同社と遠隔でやり取りがなされました。それ以外の教職員については、報告や意見交換の様子を遠隔会議システムから視聴しましたが、学習成果の把握やテスト結果の活用、また学生支援のあり方等について理解を深めていました。

本学では、SD研修等を通して教職員の能力や資質の向上に意欲的に取り組むとともに、教育内容、教育方法、学習成果、学生支援のあり方について、全学的に点検・検証し、改善に向けたサイクルを回しています。これらの諸活動を今後も積極的に推進してまいります。