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2021年6月11日(金)

プレスリリース

6月19日(土)、本学学生と県内高校生で 奈良の観光地の戦争遺跡をたどるフィールドワーク

コロナ禍における新たな平和学習を模索
本学学生と県内高校生で
奈良の観光地の戦争遺跡をたどるフィールドワーク

6月19日(土) 奈良公園や奈良ホテルで

帝塚山大学(学長:蓮花一己 所在地:奈良市帝塚山7-1-1)法学部法学科の末吉洋文教授(専門:国際法、平和学)のゼミが、6月19日(土)、奈良県立大和広陵高等学校と奈良県立国際高等学校と合同で、近鉄奈良駅周辺の戦争遺跡をたどるフィールドワークを実施します。

見学場所は、奈良ホテルの防空壕や銅鑼、西方寺の防空壕、奈良公園に残る松根油の採取跡や一般民家にある地下の防空壕をそのまま店舗として活用したカフェ「ROKKAN ROOM」などの奈良駅近辺に点在する戦争遺跡です。

コロナ禍で修学旅行が延期や取りやめとなり、従来通りの現地での平和学習の機会が激減したとされる中、学生は自分たちの生活圏内にある観光地にすら戦争の爪痕が今も残されていることに着目し、身近な場所を平和学習に活用したいと本フィールドワークを計画しました。

参加者には、昨年に末吉ゼミの学生らが奈良県の戦争遺跡を調査してまとめた報告書『奈良県の戦争遺跡 -忘れてはいけない歴史-』(本学HP内の大学機関リポジトリからダウンロード可能(http://id.nii.ac.jp/1288/00001268/))をテキストとして事前配付。当日は、各見学スポットで、学生が高校生に向けて戦争遺跡や戦時中の暮らしなどの解説を行います。

6月26日(土)に本学東生駒キャンパスで実施の事後学習では、高校生が戦跡フィールドワークで得たことをプレゼンテーションし、大学生と高校生が対話を通じて戦争や平和について考える機会とします。

【フィールドワークスケジュール】
日時:6月19日(土) 近鉄奈良駅に9:30集合、12:30解散予定 
フィールドワーク場所:近鉄奈良駅付近
①西方寺の防空壕(空襲について 説明担当 ゼミ生:山口・絹野)
②奈良ホテルの防空壕と銅鑼(説明担当 ゼミ生:中西)
③奈良公園の松根油(松の木を傷つけて油を採取し、戦闘機を飛ばそうとした 
説明担当 ゼミ生:佐々木)跡の説明と戦時中、食糧難で食べられた鹿の説明と大和西瓜の作付禁止について(説明担当ゼミ生:山下・竹本)、仏像疎開の説明(説明担当 ゼミ生:山谷)
※奈良女子大内に残る奉安殿についても説明(学外者入構禁止のため、奈良公園到着時に説明 とクイズのみ実施 説明担当 ゼミ生:木村・児玉)
④(エクストラ・プログラム)ROKKAN ROOM ※体力のある人は参加
※小雨決行

【事後学習】
日時:6月26日(土)(10:30集合、12:00終了予定) 
実施場所:帝塚山大学 東生駒キャンパス 図書館内シーキューブ
高校生が「奈良」と「戦争」をキーワードにフィールドワークをまとめてプレゼン。

※全3回の合同学習で、6月12日(土)に1回目のフィールドワークを香芝市の屯鶴峯で実施しています。

<参加予定人数>
帝塚山大学法学部 国際法・平和学ゼミ(教員1名、学生8名)
奈良県立大和広陵高等学校(教員1名、生徒4名)
奈良県立国際高等学校(教員1名、生徒9名(最大))
合計 26名(最大)

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