学長表彰 表彰式を行いました

 

11月10日（火）、奈良・東生駒キャンパスにおいて学長表彰表彰式を行いました。新型コロナウイルスの影響により4月から延期されていた表彰式が、満を持して実現の運びとなりました。

 

学長表彰は、学業において特に優秀な成績を修めた学生、学術研究活動や課外活動において特に顕著な業績や成果をあげた学生、また、社会や地域への貢献活動など、本学の名誉を高めることに貢献した学生または団体に対して学長が直接表彰する制度です。

今回、奨励賞を受賞したのは竹田大地さん（文学部4年）。
邦楽を独自に学んだ竹田さんは、昨年11月、長谷寺（桜井市）で初瀬街道に古くから伝わる「初瀬追分」の奉納演奏を行い、追分の独唱部分、三味線の演奏、バスクラリネットの単独伴奏の3パートに加えて「囃子（はやし）詞※」すべてを1人で担当しました。当日収録した4パートの映像と音声をデジタル合成した映像は、同寺の公式Facebookと公式YouTubeにアップされ、今も多くの人々に視聴されています。長谷寺公式YouTubeチャンネルhttps://www.youtube.com/watch?v=Oq2nOWT9GXM

 

竹田さんの活動は、地域の埋もれた文化資源を掘り起こし、その魅力を発信するという文学部の特色ある学びを体現するとともに、本学の教育研究活動や地域連携活動のPRにも貢献したとして評価され、このたびの奨励賞受賞へつながりました。

 

学長から賞状を手渡された竹田さんは「『初瀬追分』は自分にとっても思い入れのある曲。奈良に伝わる伝統音楽の継承に、少しでも貢献することができればうれしい」と話し、表彰状を手に笑顔を見せました。

※歌謡などで、歌詞の本文とはなれて、歌い出しの部分や中間・終わりに調子をとるためにさし入れる言葉。（デジタル大辞泉より）