2020年4月14日(火)
【保護者の方へ】新型コロナウイルス感染症の対応について(4月14日)
2020年4月14日
保護者の皆様へ
帝塚山大学
学長 蓮花一己
帝塚山大学では、新型コロナウイルス感染症の全国的な拡大や4月7日に政府が発出した「緊急事態宣言」、学生たちの多くが通学してくる大阪府や兵庫県等を含む近畿一円の状況を考慮して、教室における授業開始時期の繰下げや学生の大学キャンパスへの立入禁止等の措置を実施しています。これらは、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、学生の皆さんの安全安心な衛生環境を維持するための対応策として行っているものです。
このことにより、学生の皆さんには多大なご不便をおかけし、また保護者の皆様にはご心配をおかけしておりますが、帝塚山大学としましては、このような状況下でも教職員が一体となって対応策を検討し、ICTやメール等を活用した教育や課題の提示による教育等、様々な方法で教育力を高め、教育の質を担保する教育に取り組んでいくことにしています。
帝塚山大学は、(1)学生たちの健康と生命を守ること、(2)学生への通常と変わらぬ教育を提供すること、を現下の最優先課題と考えており、新型コロナウイルス感染症の蔓延拡大と長期化の様相の中にあっても、学生の皆さんを感染の危険から守り、教育を受ける機会を持てるように準備を進めています。
そのために、
・自宅等の学外から授業参加を可能とするICTを活用した本学のeラーニングシステム「TALES」によるオンライン教育の実施準備
・教室における対面での授業開始を5月7日(木)とするための諸準備
・5月6日(水)まで、大学キャンパスへの入構禁止
・当面の間の海外への渡航禁止
・当面の間のクラブ・サークル等の課外活動禁止
・不要不急の外出や会合等への参加の自粛
などの措置を講じました。
教員との対面による授業期間は短縮することになりますが、学生の皆さんに学外から授業に参加してもらい、必要に応じて補講等による授業方法も併用することで、当初計画していた授業時間を確保し、到達目標を達成いたします。また、今学期の履修登録可能単位数も例年どおりとし、他の学期と同様に単位取得ができる状況としています。
以上のように、帝塚山大学では、昨今の厳しい状況下においても、学生の皆さんにとって必要な教育が提供できるよう、教職員一同取り組んでまいる所存です。
保護者の皆様には、帝塚山大学の新型コロナウイルス感染症対策への取り組みや学生の皆さんへの教育の実施等につきましてご理解いただき、今後とも変わらぬご支援ならびにご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。