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2016年11月21日(月)

お知らせ

虹色祭にて「若者のこころの健康」シンポジウムを開催しました

11月19日(土)午後1時30分より、本学奈良・東生駒キャンパス6201教室において、「若者のこころの健康」シンポジウム『大切な人へのメッセージ;死ななくたっていいじゃない』を開催いたしました。

本シンポジウムは、平成28年度奈良県「若者のこころの健康づくり」大学連携モデル事業・帝塚山大学大学祭企画として、奈良県と連携して開催するものです。

奈良県では若者の自殺対策として、相談窓口へのかかりやすさ向上など様々な取り組みを行っており、本学においてシンポジウムを開催することにより、本学学生、来場者、地域住民の方々及び支援者に考える機会を持ってもっていただくことを目的としています。

冒頭、奈良県精神保健福祉センター様の開会挨拶に始まり、帝塚山大学こころのケアセンター長で本シンポジウムのコーディネータである神澤 創 心理学部教授がイントロダクションを行いました。

続いて、本学 自殺予防サークル「ぷりべんしょん」に所属する本学大学院生より活動紹介が行われ、2015年9月の設立から、これまでの活動内容などについて発表が行われました。

そして、今回シンポジストとしてお越しいただいた筑波大学の高橋祥友先生(災害・地域精神医学 教授)から、「自殺予防の基礎知識」と題してご講演をいただきました。

自殺者数の推移等のデータや、自殺予防の十箇条など、これまでの臨床経験にもとづく実践的な内容をわかりやすく解説いただきました。
「孤立が自殺のキーワードとなるので、気づきと絆で自殺を予防することが大切」との高橋先生のお言葉に参加者の方は熱心に聴き入り、メモを取られる様子が見られました。

講演後の質疑応答も活発に行われ、充実した内容のシンポジウムとなりました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

なお、本シンポジウムの様子は、12月6日(火)の奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」内の「せんとくん通信」コーナーにて放送予定です。ぜひご覧ください。

神澤教授によるイントロダクション

ぷりべんしょんの活動紹介

高橋先生の講演の様子

シンポジウム終了後、メディアの取材を受ける大学院生