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2012年10月16日(火)

お知らせ

日本応用心理学会第79回大会で心理大学院の院生・研究生、教授らが発表

去る9月22日、23日、札幌にある北星学園大学で開催された日本応用心理学会 第79回大会において、本学の心理系大学院の院生・研究生らが、ワークショップとポスターによる研究成果の発表を行いました。

ポスター発表では、本学から10のテーマについて、院生、修了生、教員がそれぞれ発表しました。「ボディワークとリラクセーション―カラダとの対話―」と題して行なったワークショップでは、企画者として神澤創教授・柳澤希緒子さんが、話題提供者として神澤教授・柳澤希緒子さん・西村由美子さん・中谷壮貴さん、藤里朋泰さん、指定討論者は森下教授が担当しました。ワークショップには、政府の航空機事故調査委員会の元実践女子大学垣本由紀子教授もみえ、貴重な意見をいただきました。また、ワークショップ第二部では、参加者に心と体の調和に役立つボディワーク「ふぁんそん」(太極拳のひとつ)の実体験プログラムを用意し、好評を博しました。「ふぁんそん」は、産業領域のみならず教育領域分野にも活動の範囲を広げ、大学院をあげて今後地域貢献に取り組みを図る予定です。

なお、初日終了後に開かれた懇親会では、昨年信州大学で大会優秀発表論文賞(「聞き手と話し手の笑顔度測定における相互影響過程の移動相互相関分析」)に輝いた安原久美子さん(2011年本学大学院修了)が、理事長から表彰を受けました。

今回の学会では、ポスター発表、ワークショップいずれも全国から集まった研究者から質問や有益な意見をいただき、今後の研究につながる活発な意見交換をすることができました。

【ポスター発表】

  • 「感情生起がハザード知覚に与える影響」南方絵理さん・蓮花一己教授
  • 「状況統制力がリーダー・プロトコタイプ像に与える影響」森下雄輔さん・谷口淳一准教授
  • 「同性友人からの否定的な評価に対して感じる拒絶されるリスク」谷口淳一准教授
  • 「小学生の怒りのコントロールと自尊感情」石坂晃子さん・盛永政和君
  • 「高校生の前向きさと各場面における主観的健康度の関連性」門有里佳さん
  • 「携帯メール依存と性格特性及びアサーションの関連」高倉 巧さん
  • 「高齢者の生きがい感とストレスの関係について」森本渉香さん
  • 「地方自治体職員の雇用形態にみるストレスコーピングがワーク・エンゲイジメントに及ぼす影響」静隆三郎さん・小畑周介さん・森下高治教授
  • 「地方自治体職員における事務職/専門職別の職業性ストレスとその影響とその要因の検討」小畑周介さん・静隆三郎さん・森下高治教授
  • 「働く人のメンタルヘルス不調予防とストレスチェック票の活用―オリジナルストレス反応尺度の開発―」枚田香さん・静隆三郎さん・松尾哲朗さん・森下高治教授

ポスター発表の様子

ポスター発表の様子

ワークショップの様子

ワークショップの様子