2010年7月26日(月)
イベント・講座
経営情報学部 観光経営コース開設記念 韓国ウォンガンデジタル大学と共催で日韓茶文化国際セミナーを開催しました

セミナーでは、本学の落合副学長が挨拶にて「奈良市は今年平城遷都1300年の記念行事が行われているように、日本文化が花開いた古都であり、多くの人々が訪れる観光都市。今回のセミナーにおける『茶の湯のおもてなしの心』が交流の場を広げ、更なる日韓交流の絆になってもらいたい」と述べ、次いで、ウォンガンデジタル大学の李眞秀理事長が、「韓国のことわざに『千里の道も一歩から』とあるように、このような一歩を踏み出す貴重な場を設けていただいたことを光栄に思う。これを機に帝塚山大学と共に学び、ともに悩み、誠のパートナーになれるよう精進したい」と挨拶を述べました。

そして、休憩を挟んで、本学名誉教授の森客員教授が、平城宮から発掘される瓦にからめて「韓半島に見られる瓦の要素」というテーマで講演を行い、韓半島の要素を伝える鬼瓦について触れ、平城京時代のいろいろな所に韓半島の要素を持つものが見られ、当時、盛んに日韓の交流が行われていたことを紹介しました。

そのほかにも、高山茶筅(ちゃせん)の里 久保氏による茶筅製作実演が同キャンパス9号館にて行われ、手作業での感覚で作られていく繊細な茶筅の先の竹のけずり具合に、見学者等は目を奪われていました。
本セミナーには、約40名のウォンガンデジタル大学学生と、約100名の一般聴講者が参加し、参加者からは、「茶の文化全般についてよくわかった」「今までにない形で講座を受講でき、楽しかった」等の言葉をいただきました。