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2011年6月16日

【新刊案内】ちょうちょう♪ ちょうちょう♪ な・の・は にとまれ~♪ ...「ちょうちょう」の本当の歌詞をご存知ですか... 「唱歌・童謡・わらべ唄の伴奏和声」(村尾 忠廣本学現代生活学部教授 著)刊行

9784925247146.JPG帝塚山大学出版会は、このたび「唱歌・童謡・わらべ唄の伴奏和声~問題の分析と解決のための補正・改作事例集~」(村尾 忠廣 帝塚山大学現代生活学部こども学科教授 著)を刊行しました。

本学現代生活学部こども学科(小学校教員養成課程を設置)における音楽科の講義の場で、「文部省唱歌」に代表される「小学校学習指導要領」記載の唱歌・童謡・わらべ唄に付されている「伴奏和声」が気になりだした。ここはおかしい、嫌だ、というものがテキストにはいっぱい溢れている。同じ和音でもバスや内声の配置が気になってしまう……。たかが「唱歌」かもしれないが、自分で一生懸命考え、作り直し、伴奏ピアノの練習をして授業に備えるようになった-(本書「序文」より)

本書は、こうした経緯と著者の感性により、唱歌・童謡・わらべ唄における伴奏和声の問題を分析し、解決に導くための事例集です。なぜ修正・改作が必要であるかの理論的根拠を読者対象である音楽学や音楽教育学の研究者に示す一方、学生や指導者向けの音楽教育の実用書としても活用いただけます。

また、本書後半では、童謡「ちょうちょう」が本来のドイツ民謡においては、少年が徒弟修業の旅に出る内容となっていることを受け、原曲のすばらしい内容・韻律をベースにリズミカルな日本語詞をあてた「小さなハンス」を掲載。唱歌・童謡の伴奏和声の改作に加え、「日本語のモーラ処理」の新たな方法についても「メリーさんの羊」等の楽曲において試みています。

さらに、楽譜については、極めて画期的である「漢字仮名交じり楽譜」を本書全編にわたって採用。従来の「仮名」のみの楽譜と比べると、歌の詩情を一層豊かに膨らませて、歌い、演奏することができます。

A4判、228頁、定価2,000円(税込)。

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