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2010年9月20日

飛鳥保存財団連携協力イベント 公開講座&ウォーク「飛鳥を巡る-美術編-」を開催しました

DSC_0213(講義).JPGのサムネール画像帝塚山大学では、9月19日、飛鳥保存財団との連携協力イベントとして、公開講座&ウォーク「飛鳥を巡る美術編」を行い、約60名の方が参加しました。

本イベントは、帝塚山大学と飛鳥保存財団が、平成20年に飛鳥をフィールドとした生きた大学教育の推進並びに飛鳥地域の保存・発展に貢献することを目的に、連携協力に関する協定書を締結したことから実現したものです。

9月19日は、人文学部 日本文化学科の関根俊一教授が担当し、まず午前中には、「飛鳥の仏像を巡る」という演題で、中央公民館にて午後からのウォークで巡る飛鳥の寺院の仏像を中心に、講義を行いました。

 そして、講義終了後、川原寺に場所を移して昼食をとり、いよいよウォークに出発。最初に訪れた弘福寺では、住職による講話の後、関根教授から、弘福寺の歴史や裏山から大量に発掘された仏像などについて説明がありました。 

DSC_0241(ウォーク差替え).JPGその後、向かいにある橘寺へ移動し、木造聖徳太子坐像、日羅立像を拝観し、山道を登って西国三十三所観音霊場の第七番札所にもなっている岡寺へ。

岡寺では、塑像(土で出来た仏様)としては現存する塑像の中で最大級の大きさを誇り、古来より日本三大仏の一つとされている如意輪観世音菩薩(重要文化財)等を拝観しました。そして、山を下り、最後に飛鳥寺の飛鳥大仏を拝観して、ウォークを終了しました。 

参加者からは、「先生の説明を聞きながら、実際に仏像を観ることができたおかげで、よりリアルに仏像の魅力を感じることができた」「いつもと違う講義パターンで新鮮だった」等の声を頂きました。 

帝塚山大学では、9月23日にも、飛鳥保存財団との連携協力イベント「飛鳥を巡る-考古編-」を開催します。

 

橘寺にて

ウォークにも山本学長が参加し、参加者との交流を深めました。