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2010年12月20日

織物実習室を一般に開放 - 冬の特別公開講座「腰機に触れる」を開講しました

 

講義の様子.JPG

帝塚山大学 学園前キャンパスには、100機を超える織物に関する様々な機具があり、現代生活学部 居住空間デザイン学科の学生が作品を製作し、日々感性に磨いています。今回、帝塚山大学の恵まれた施設を一般の方にも開放することを目的に、特別公開講座を開講しました。

 

講座は、織物学を専門とする現代生活学部 居住空間デザイン学科の植村和代教授が担当し、1万年の歴史を持つ腰機をメインテーマに、11/29、12/6、12/13の3回に亘って開講。1ヶ月弱という短い応募期間にもかかわらず、沢山の方に応募いただき、抽選で選ばれた15名の方が講座に参加しました。

初回の11月29日では、まず織物の歴史について講義があり、織物の起源を探りながら、世界各国の織物について学びました。そして2回目からはいよいよ腰機の実技実習が始まり、植村教授が腰機の実演を行ったあと、実際に腰機でコースターを製作しました。受講者は、初めて体験する腰機に、四苦八苦しながらも、色鮮やかなコースターを製作し、最終回には、タペストリーを製作しました。受講者同士もすっかり打ち解け、お互いに教えあったりする姿が多く見られた本講座は、大好評のうちに終了しました。

 

参加者インタビュー(谷口さん)++++++++++++++++++++++++

 谷口さん.JPG「私は今、趣味を探しているのですが、東アジアの古代からある伝統の機織に触れ、実際にコースター等の作品を製作するということが趣味の一つになるのではと興味を持ち、講座に参加しました。

実際にコースターとミニタペストリーを織ってみて、古代の人がこんなにすばらしい仕組みを考え出し、布が織れることに感動し、へたなものですが自分の作品を見直してみて、我ながらよくできると思うと共に驚きました。

自分の家でも(簡単に?)作ることができる腰機でまた色々な布を織ってみたいと思います。

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