研究・社会貢献

2011年度

MENU

2011年度

実践経営学会との共催で、関西・九州合同支部会を開催

実践経営学会との共催で、関西・九州合同支部会が開催されました。
2011年12月3日(土)、奈良・東生駒キャンパスにおいて開催された同支部会では、通常の研究報告に加えて、カナダのカルガリー大学よりファミリービジネス研究で著名なJess Chua教授を招いて基調講演が行われました。

日本社会関連会計学会

日本社会関連会計学会

研究員による研究活動報告会

2011年11月2日(水)
「財務的アカウンタビリティを時間的/空間的配置によって継続的関心へと導く~北日本電線㈱におけるミニ・プロフィットセンター制の導入」

松木 智子氏
(帝塚山大学 経営情報学部 教授)

<発表要旨>

製造現場を小規模な組織単位に細分化し、疑似的プロフィットセンターとして扱うことで管理を行うミニ・プロフィットセンター制。製造現場に導入された会計のパワーが、改善活動を臨時的・儀礼的な活動から、継続的・実質的かつ収益的な活動へと変化させることを北日本電線㈱のケーススタディから考察する。

2011年10月26日(水)
「地方における雇用と働き方」

井川 静恵氏
(帝塚山大学 経済学部 准教授)

<発表要旨>

地方における雇用と働き方について、地方圏の雇用(創出)と地方企業における働き方という2つの側面に注目し、地域雇用・地方企業に関するいくつかの調査やケーススタディを紹介した。これらは重要であるがまだ研究蓄積が必要な分野であり、精緻な分析、特に政策的インプリケーションにつなげることは難しい。
紹介したいくつかの調査でも、それぞれ限定的な結論が得られたものの、地域雇用を創出・活性化させるにはどうすればよいか、何が必要かという決定要因・促進要因の実証分析や、地方企業で働くことの良い面は何か、満足度は高いのかについて他の要因をうまくコントロールして比較した計量経済学的分析などについては今後の課題である。

2011年10月26日(水)
「韓国映画産業のファイナンス」

金 東吉氏
(帝塚山大学 経営情報学部 教授)

<発表要旨>

経済産業省などは、日本映画産業の発展のために映画制作者が外部資金を調達できる環境の整備が急務であると述べている。本研究では、外部資金の増加が良い映画の制作につながるのかという問題意識の元で、韓国映画産業における外部資金の調達と映画産業の収益性について考察した。
2000年ごろから外部資金の調達の仕組みを取り入れた韓国映画産業において、外部資金の増加は映画制作数の増加をもたらしたが、映画産業の収益性は著しく悪化したことが分かった。ハイリスク・ハイリターンな映画産業において、投資家の合理的な投資判断のために情報の非対称性を減らす努力が先決である。

日本社会関連会計学会との共催で、西日本部会を開催

日本社会関連会計学会との共催で、西日本部会を開催しました。
2011年9月10日(土)、奈良・学園前キャンパスにおいて開催された西日本部会は、通常の研究報告に加えてイギリスのウォーリック大学よりキース・ホスキン教授およびアン=クリスティン・フランセン准教授を招いて特別講演を行いました。

日本社会関連会計学会