研究・社会貢献

考古学研究所

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2025年3月10日

第531回市民大学講座「市民大学ウォーク㉒ 大阪四天王寺周辺の古代寺院」を開催しました

堂ヶ芝廃寺にて

 今回の市民大学ウォークは、近鉄大阪阿部野橋駅に集合し四天王寺とその周辺の古代寺院を巡りました。
 最初に阿部寺跡で解説があり、そのあと四天王寺に向かいました。四天王寺は聖徳太子が建立した寺院とされ、使われている瓦から聖徳太子が建立に関わったことを裏付けるなどの解説がありました。次に細工谷遺跡に向かい、そこでは最も古い瓦が四天王寺と同笵であることがわかっており、さらに、最後の堂ヶ芝廃寺でも出土している古代瓦も四天王寺と同笵のものがあり、瓦を通してこれらの古代寺院の密接な関係うかがえるなど、清水所長から詳しい説明がありました。
 また、参加者の方からは、今回は大阪の街中での古代寺院巡りということもあり、今までの飛鳥地域とは全く違う状況下でのウォーキングとなり、新鮮で面白かったなどの感想もいただきました。

阿部寺跡の解説

大阪の街中を移動

四天王寺

長持型石棺蓋@四天王寺