研究・社会貢献

考古学研究所

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2022年3月18日

明日香村でイベント「飛鳥の動物そして、旅立ち」を開催しました

 考古学研究所は3月12日(土)、奈良県明日香村で飛鳥の歴史サークル「両槻会」と共同イベント「飛鳥の動物そして、旅立ち」を開催しました。両槻会との合同イベントは、平成26(2016)年から毎年、継続して実施しています。
 今回のテーマは「飛鳥の動物そして、旅立ち」とし、両槻会事務局のご協力のもとで本学文学部清水ゼミの3回生・4回生の学生が主体となり、イベントを進行しました。第1部は飛鳥宮跡の遺跡ウォークで、吉備姫王墓、平田梅山古墳、鬼の俎・雪隠,亀石、飛鳥京跡苑池の各スポットで遺跡の解説をおこないました。第2部は卒業記念講演会で、飛鳥寺研修会館を会場として、今年度に文学部を卒業する学生と人文科学研究科に修士論文を提出した学生が卒業論文と修士論文の内容を発表しました。
 新型コロナウィルスの影響があるにも関わらず、当日は一般の方々約15名の参加がありました。学生は緊張しながらも声も大きく丁寧に遺跡の解説を行い、学生を主体としたイベントを高く評価するご意見を多くいただくことができました。
 こうしたイベントは、学生にとっては単に遺跡を学ぶ機会となるだけではありません。イベントの準備や当日の司会、遺跡案内などを担当することにより、文化財の大切さを人々に伝えることを学ぶ場ともなっています。考古学研究所では学部や大学院と連携し、文化財の将来を担う後継者を育成する活動にも積極的に取り組んでいます。