研究・社会貢献

考古学研究所

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2021年2月22日

明日香村でイベント「旅立ちの地・飛鳥」を開催しました

 考古学研究所は2月20日(土)、奈良県明日香村で飛鳥の歴史サークル「両槻会」と共同イベント「旅立ちの地・飛鳥」を開催しました。両槻会との合同イベントは、平成26(2016)年から毎年、継続して実施しています。  今回のテーマは「旅立ちの地・飛鳥」とし、両槻会事務局のご協力のもとで本学文学部、人文科学研究科の学生が主体となり、イベントを進行しました。第1部は飛鳥宮跡の遺跡ウォークで、舒明天皇の飛鳥岡本宮跡、皇極天皇の飛鳥板蓋宮跡、斉明天皇の後飛鳥岡本宮跡、天武・持統天皇の飛鳥浄御原宮跡の各スポットで遺跡の解説をおこないました。第2部は卒業記念講演会で、飛鳥寺研修会館を会場として、今年度に人文科学研究科に修士論文を提出した3名が修士論文の内容を発表しました。  新型コロナウィルスの影響があるにも関わらず、当日は一般の方々20名の参加がありました。イベント後のアンケートでは、「普段では理解できない所をくわしい説明で理解できました」、「一生懸命な姿に感動しました」など、学生を主体としたイベントを高く評価するご意見を多くいただくことができました。  こうしたイベントは、学生にとっては単に遺跡を学ぶ機会となるだけではありません。イベントの準備や当日の司会、遺跡案内などを担当することにより、文化財の大切さを人々に伝えることを学ぶ場ともなっています。考古学研究所では学部や大学院と連携し、文化財の将来を担う後継者を育成する活動にも積極的に取り組んでいます。 遺跡での解説のようす 講演会のようす1 講演会のようす2