2018年5月14日
連続講座「鬼を語る」スタート
帝塚山大学附属博物館で開催中の特別展示では「鬼瓦」をテーマに、本学が所蔵する古代から現代までの鬼瓦と中国や朝鮮半島の関連資料26点を展示し、鬼瓦に鬼が表わされるようになった歴史をたどっています(特別展示「鬼は語る-私が瓦になった理由(わけ)-」(会期:5月12日~7月21日)。
また、展示の一環として会期中に民俗学、美術史、考古学の専門家にそれぞれの分野からみた「鬼」について語っていただく連続講座「鬼は語る」を企画し、その初回の講座を5月12日(土)に実施いたしました。 講師は本学文学部日本文化学科の高田照世准教授で、専門の民俗学の立場から日本の鬼が良い面と悪い面の両義性をもつことを様々な民俗事例を紹介しながら講義していただきました。鬼が人々にとって良い存在であればこそ、屋根の上で建物やそこに住む人々を護るという鬼瓦の役割も理解できるでしょう。納得のお話でした。 次回は5月19日(土)に美術史の立場からみた鬼についての講座を予定しております。皆様のご参加をお待ちしております。