2025年7月30日(水)
お知らせ
経済経営研究所「令和7年度 夏のフォーラム」を開催しました
帝塚山大学経済経営研究所(所長:田中雅子 教授)では、2025年7月23日(水)に、「令和7年度 夏のフォーラム」を開催しました。
今回のテーマは、「『自分らしさ』×『楽しさ』で働く意味をアップデート:個性豊かな経営者が語る中小企業の魅力」でした。
当日は、奈良県中小企業家同友会から以下の3名をゲストにお迎えしました。
中野 愛一郎 氏(株式会社イベント21 代表取締役)
益井 貴生 氏(株式会社office masui 代表取締役)
竹村 ひとみ 氏(ていくあい有限会社 代表取締役)
フォーラムは【パネルディスカッション】と【グループディスカッション】の二部構成で行われ、経済経営学部の1年生から4年生、教員、中小企業同友会のメンバーなど、合計36名が参加しました。
【第1部】経営者3名によるパネルディスカッション
前半では、田中教授のファシリテートのもと、経営者3名が創業の経緯や経営への思いについて語りました。
中野氏は、会社経営を通じた自身の価値観の変化を紹介。「最初は“自分が嬉しいこと”を軸に考えていたが、後輩の活躍、地域拠点の評価、地域への貢献へと、自分の“嬉しい”の価値が広がっていった」と述べられました。
竹村氏は、在宅介護事業への思いや、社員が安心して働ける環境づくりに注力してきたことを紹介。また、社員の方からは「自分の成長が実感でき、経営者が意見をしっかり受け止めてくれる」との発言があり、活気ある職場の様子が伝わってきました。
益井氏は「人を採用することの難しさ」を挙げ、「経営において“人”こそが最も重要」と述べ、経営における人材の重みについて語られました。
【第2部】「あなたにとっての“よい会社”とは?」グループディスカッション
後半のグループディスカッションでは、「あなたにとっての“よい会社”とは?」をテーマに、経営者・教員・学生が混在する6つのグループで意見交換が行われました。
各グループからは、適材適所が実現できる会社、自分の貢献が目に見える会社、憧れる先輩がいる会社、自分らしくいられる会社、社員同士がコミュニケーションでつながる会社といった、多様なイメージが挙がりました。
学生にとっては、実際の経営者と直接対話することで、就職活動で何を大切にすべきか、働くとはどういうことかを考える貴重な機会となりました。