2025年7月8日(火)
イベント・講座
特別客員教授 花山院弘匡氏による公開講座「『御蓋山(三笠山)』と『春日山』の原生林〈世界遺産・特別天然記念物〉」を開催しました
特別客員教授の花山院弘匡氏(春日大社宮司)を講師に迎え、7月2日に公開講座「「『御蓋山(三笠山)』と『春日山』の原生林〈世界遺産・特別天然記念物〉」」を奈良市西部会館市民ホールで開催し、100名を超える地域住民の方々が集まり、春日大社の神山に関わる信仰の歴史についての講義に耳を傾けました。
花山院氏は、神山「「御蓋山(三笠山)」と神山「春日山」は最も大切な神様の依代であり、青々としていなくてはならない。そのために平安時代初期の841年に朝廷が春日神山の狩猟伐木禁止の命令を出し、今日まで原生林は護られたおかげで30万人都市となった奈良市に隣接するかたちで世界に類を見ない都市が形成され、それが世界遺産や特別天然記念物に指定されていることなどのご紹介がありました。