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2024年10月11日(金)

お知らせ

大学開学60周年記念式典を挙行しました

10月5日(土)、学園講堂にて、帝塚山大学開学60周年記念式典が挙行されました。大学や高等学校の関係者のほか、奈良県内の自治体の首長、企業、団体など約200名にご臨席いただき、記念式典のほか講演会と演奏会が厳かに執り行われました。

式典で冨岡将人理事長は、「実学の帝塚山大学として、時代を“生き抜く力”と、時代の“変化に対応できる力”を身につけることを目的とした大学教育を進めている。例えば全学でデータサイエンスの基礎を学ぶことができる科目を展開するなど、時代や社会を先取りした教育で有為な人材の育成に努めている」とあいさつ。そのうえで「少子化の時代において大学経営は厳しさを増しているが、『実学』という特色を念頭に置き、あらゆる施策を講じていきたい」と力強く語りました。

続いて、奥村由美子学長は、「60年といえば還暦。大学のあり方が厳しく問われる今、周年を機に初心に戻り新たな歩みを進めていきたい」と述べ、さらに本学の「実学」の事例として各学科が地域で展開する取り組みを挙げて紹介しました。「学生は本物に触れることで専門的、総合的、実践的な『知』を身につけることができる。他者とのより良い関係を築きながら、専門的な知識をもとに実社会の課題解決に取り組めるよう、これからも細やかに支援していく」とし、「真の教養を備える人材の育成」へ強い決意を示しました。

来賓として西村高則奈良県副知事と真銅正宣奈良市副市長が、それぞれ山下真知事と中川元庸市長の祝辞を代読し、本学との関係性を深めることで地域の発展に寄与していきたいと期待を述べました。

式典の後には、奈良県出身のお笑いコンビ「笑い飯」の哲夫さんによる記念講演が行われました。奈良や仏教の歴史に関する豊富な知識をもとに、地元愛とユーモアにあふれた講演が繰り広げられ、会場からは笑い声が絶えず、終始和やかな雰囲気に包まれていました。

この佳日の最後を飾ったのは、奈良フィルハーモニー管弦楽団による弦楽四重奏です。ハイドンの第77番「皇帝」の優美で荘厳な旋律とハーモニーに場内は魅了されていました。その後、会場からのアンコールに応えてモーツァルトの弦楽四重奏曲第1番ト長調が披露され、場内はひときわ大きな拍手に包まれました。

冨岡将人理事長による挨拶

奥村由美子学長による挨拶

奈良フィルハーモニー管弦楽団による記念演奏会