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2023年9月11日(月)

プレスリリース

【プレスリリース】絵とき説法や古墳、出土瓦から道成寺を多角的に捉える シンポジウム「考古学から見た道成寺」9月16日(土)

帝塚山大学考古学研究所と附属博物館(研究所長、博物館長ともに 清水昭博 所在地:奈良市帝塚山7-1-1)が共催で、9月16日(土)、東生駒キャンパスにおいて、シンポジウム「考古学から見た道成寺」を開催します。 
今回のシンポジウムでは、本学考古学研究所の特別研究員 甲斐弓子氏がコーディネーターを務め、4人の講師が幅広い観点から「道成寺」を論じます。
道成寺は701年に創建された和歌山県最古の寺で、日本で最古、あるいは2番目に作られたとされる千手観音像がまつられていることでも有名です。同寺が舞台となった「安珍と清姫」の悲恋物語は、「道成寺物」として能楽、人形浄瑠璃、歌舞伎などでもよく知られています。 
講師の一人である小野俊成氏は道成寺の院主。当日は、道成寺縁起の写本を用いて、安珍清姫の物語について「絵とき説法」を行います。道成寺以外の場所で、院主自らが絵ときを行うことは極めて珍しく、今回のシンポジウムは、考古学の知見を深めるだけでなく、奈良で院主の「絵とき」が体験できる貴重な機会でもあります。

シンポジウム「考古学から見た道成寺」

日時:2023年9月16日(土)13:30~16:30 (開場は13:00~)
場所:帝塚山大学 東生駒キャンパス 1号館1301教室(奈良市帝塚山7-1-1)
発表者:
■小野俊成 氏(道成寺 院主) 「絵とき」
■村田弘 氏(紀の川市歴史民俗資料館 館長) 「道成寺の創建とその背景 考古学的知見から」
■河内一浩 氏(考古学野帳徒) 「箱谷3号墳から見える海上交通」
■清水昭博 (帝塚山大学文学部教授/大学院研究科長/考古学研究所 所長/附属博物館)「出土瓦からみた道成寺の創建」
■コーディネーター ・シンポジウム司会:甲斐弓子氏(帝塚山大学考古学研究所 特別研究員)

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