ニュース

2023年3月3日(金)

イベント・講座

令和4年度 教職員研修会及び第2回FDフォーラムを開催しました。

本学では、大学の教育研究活動等の適切かつ効果的な運営を図るため、教育職員、事務職員などに必要な知識および技能を習得させ、その能力および資質を向上させることを目的としたSD研修を積極的に行っています。また、FD(Faculty Development)活動の一環として、年2回FDフォーラムを実施し、教員の教育方法の改善を通じて質の高い授業の実践に取り組んでいます。

令和5年2月22日、「多様化する学生支援-学内連携と合理的配慮について考える-」と題して、心理学部心理学科の式部陽子講師と学生相談室の板倉千夏カウンセラーを講師に迎え、令和4年度 教職員研修会及び第2回FDフォーラムを同時開催しました。

2021年5月に障害者差別解消法((障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)の改正法が成立し、私立大学においても「合理的配慮の提供」が義務化されることになりました。すべての学生が充実した学びを享受し、豊かな人間関係を育むことができるように、大学での環境を整えることは、教職員が果たすべき責務です。

本学ではこれまでも、発達障害やさまざまな背景を持つ学生に対して適切な学生支援を行うための研修を行ってきました。今回のフォーラムでは、学生相談室主催で昨年度に行われた教職員研修会「全学で取り組む学生支援~多様化する学生への対応~」での内容をさらに発展させ、特別な支援や配慮の必要な学生の学びをどのように支えていくべきか教職員が意見を交わしました。

式部講師や板倉カウンセラーからこれまでの取り組み事例や仮想事例が紹介され、学生に適切なサポートを行うための学内連携のあり方や合理的配慮について見解が示されました。講演の後には時間が設けられ、すべての学生が、充実した教育や学生生活を等しく享受できるようにするために必要な視点や考え方、支援方法について、熱心な質疑応答がなされました。