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2023年1月26日(木)

プレスリリース

【プレスリリース】日笠フシンダ遺跡出土の絵馬をもとに作る病魔退散の絵馬  1月31日(火)書家・土井一成氏による文字入れを実施

10月31日よりスタートした現地調査により、今井堂天満神社に奉納されている古絵馬は約180枚、もっとも古いもの は1818(文政元)年の作だということが判明している。今後、赤外線撮影や3次元計測も実施し、調査報告書(図録)を作成する予定。これらの報告書も式年祭で奉納される。

帝塚山大学(学長:蓮花一己 所在地:奈良市帝塚山7-1-1)文学部日本文化学科(学部長:清水昭博)の学生と人文科学研究科日本伝統文化専攻の大学院生が、今井堂天満神社(奈良市日笠町710)に奉納されている古絵馬の調査に並行して、2023年4月9日(日)に行われる同神社の式年祭で奉納する絵馬の制作を進めています。

奉納絵馬の大きさは縦49.5㎝×横76㎝ほどで、ヒノキ製。近くの日笠フシンダ遺跡から発掘された奈良時代の天平絵馬に着想した左向きの葦毛の古代馬に加え、新型コロナウイルスなどの疫病退散の願いを込めて、馬の鞍には猿(「病去る」の語呂合わせで「病気平癒祈願」の意匠とされる)が描かれています。

1月31日(火)11:00から、帝塚山大学附属博物館において、この絵馬への文字入れを行います。揮毫するのは、川上村を拠点に活躍する書家の土井一成氏。「奉懸」「東郷中」「正遷宮」「令和五年四月九日」の文字が書き入れられます。

◆書家・土井一成氏による奉納絵馬への揮毫

【日時】 2023年1月31日(火)11:00~ 
【場所】 帝塚山大学附属博物館/帝塚山大学東生駒キャンパス内(奈良市帝塚山7-1-1)

※式年祭までは奉納絵馬の意匠を公表することができません。そのため、取材いただける場合は、絵馬全体を写すような写真や映像はお控えください。

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