2023年3月13日(月)
お知らせ
基礎力測定テスト「PROG」をテーマとした教職員研修会(SD研修会)を開催しました
本学では、大学の教育研究活動等の適切かつ効果的な運営を図るため、教育職員、事務職員などに必要な知識および技能を習得させ、その能力および資質を向上させることを目的としたSD研修を積極的に行っています。
3月10日には、全学部の3年生が受験した基礎力測定テスト「PROG」に関する教職員向け報告会を開催しました。
「PROG」は、情報収集力や情報分析力、課題発見力、構想力などをみる「リテラシー」と、対人基礎力や対課題基礎力、対自己基礎力などをみる「コンピテンシー」から構成されるアセスメントテストです。本学では、学生の学習成果の可視化、さらにはその活用をめざし、大学全体として各種の取組を進めており、その一環として本テストを導入しています。また、学生自身が現在の自らの能力を客観的に知ることで、大学での学びやキャリア形成に生かしていくことも期待しています。
今年度は、すべての学部の1年生および3年生が受験することとしており、今回、3年生のテストの集計分析結果がまとまったことを受けて、本テストを企画実施している株式会社リアセックより、本学の受験結果と全国平均との比較や1年次時点の受験結果と比較したスコアの変化などに関して説明いただきました。報告の中では、コンピテンシーの伸びをみせた学生がどのような経験をしてきたのか、その成長要因として、学部の取り組みに関する好事例も報告されました。同社からの報告を受け、会場からはさまざまな質問、コメントが寄せられ、活発な意見交換が行われました。
今回の研修会は、会場となった東生駒キャンパス会議ホールには、学長、副学長をはじめとする役職者が中心に集まりましたが、それ以外の教職員も視聴できるよう、報告や意見交換の様子を遠隔会議システムで配信しました。参加した教職員は皆、学習成果の把握やテスト結果の活用、学生支援のあり方等について理解を深めていました。
本学では、SD研修等を通して教職員の能力や資質の向上に意欲的に取り組むとともに、教育内容、教育方法、学習成果、学生支援のあり方について、全学的に点検・検証し、改善に向けたサイクルを回しています。これらの諸活動を今後も積極的に推進してまいります。