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2022年2月28日(月)

イベント・講座

コロナ禍でもさらに充実 地域連携プロジェクトの実践事例を発表 「第10回 実学の帝塚山大学 実践学生発表祭~アクティブ・ラーニングの実践事例~」

2022年2月19日、東生駒キャンパスにおいて「第10回 実学の帝塚山大学 実践学生発表祭~アクティブ・ラーニングの実践事例~」を開催しました。

本発表祭は、多摩大学(東京都多摩市)との学術交流に関する包括協定に基づき毎年2月に実施するもので、多摩大学を主会場として12月に開催する「多摩大学アクティブ・ラーニング祭」と並ぶ一大イベント。1年間かけて取り組んだ「プロジェクト型学習」の成果を学生が報告します。

今年度は、本学の7組と多摩大学からの2組の招待発表に、2020年度に新たに包括協定を結んだ大阪電気通信大学からの招待発表2組を加えた11組が、地域におけるプロジェクトの実践事例や取組みの成果を発表。専門分野での学びを生かした、学生ならではの視点や発想が光る数々の取組みが披露され、活発な質疑応答が繰り広げられました。

多摩大学 経営情報学部の金美徳教授は講評で、「コロナ禍でもこういう交流の機会を持てたことがすばらしい」と対面での発表祭実施への喜びを語り、「議論のなかに創造がある。経験価値を自身の付加価値としてほしい」と話しました。また、大阪電気通信大学 工学部の中田亮生教授も「いずれの取組みも興味深かった。学問分野が異なるもの同士が交流することで、ものごとを多角的にとらえる力を養ってほしい」と発表学生への期待を込めて呼びかけました。

本学の河口充勇教授(地域連携推進委員会 委員長)は閉会のあいさつで、「コロナ禍という制約があるにもかかわらず、取組み内容のレベルが向上していて驚いた。地域連携やプロジェクトは継続させられる仕組みづくりが鍵。取組みで得られた学びを学生には次世代に伝えていってもらいたい」と締めくくり、会場からの拍手で発表祭は幕を閉じました。

 

【アクティブ・ラーニングの実践事例 発表タイトル】

1)(日本文化学科)獅子頭 里帰り プロジェクト

2)(経済経営学科)副業OKの時代へ~アンケート調査・分析~

3)(法学科)プラスチック問題に挑む! ~見えてきた現状と課題~

4)(心理学科)奈良県内の小学校におけるストレスマネジメント教育の実践

5)(多摩大学招待発表①)倭寇とモンゴル帝国史 ~海洋の渡海民と大陸の遊牧民~

6)(多摩大学招待発表②)コンビニエンスストアの新たな経済・社会的役割 ~暮らしの一部から必要不可欠な存在へ~

7)(食物栄養学科)大和野菜および奈良県産食材を使用した食育情報の発信における実学教育の実践

8)(居住空間デザイン学科)大規模高経年団地における入居者の生活スタイルの研究

9)(大阪電気通信大学招待発表①)ビジネスプラン提案プロジェクト

10)(大阪電気通信大学招待発表②)OECUカフェラボプロジェクトの2020&2021年度活動報告 ~地域のカフェリノベーション・他~

11)(こども教育学科)「言の葉紙芝居」の制作

データの分析結果を発表する経済経営学部のチーム

質問を受ける食物栄養学科の学生

こども教育学科の発表では紙芝居の読み聞かせも実演

質問する河口充勇教授(地域連携推進委員会 委員長)