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2022年5月27日(金)

プレスリリース

【プレスリリース】200年の時を超えて、兄弟獅子が故郷で再会 。3Dモデリングによる「令和の獅子頭」の開眼式 6月3日(金)東生駒キャンパス

学生の調査と最新技術がつなぐ奈良と山口の縁
200年の時を超えて、兄弟獅子が故郷で再会
3Dモデリングによる「令和の獅子頭」も登場し
6月3日(金)12:15~ 東生駒キャンパスで「令和の獅子頭」開眼式

帝塚山大学(学長:蓮花一己 所在地:奈良市帝塚山7-1-1)文学部日本文化学科(学部長:清水昭博)の学生と人文科学研究科の大学院生の調査により、本学附属博物館が所蔵する獅子頭が約200年前に山口県山口市の徳地地域で制作されたものだということがわかりました。同地では現在も旧暦の1月11日に火伏祈願の獅子舞が奉納されており、さらに調査を進めた結果、本学の獅子頭と同じ文化年間の銘を持つ獅子頭が徳地柚木の柚木神社に保管されていることが判明。これをきっかけに、山口市歴史民俗資料館(山口市春日町5-1)での展示会が実現し、同じ作者の手による兄弟獅子が生まれ故郷の山口県で200年ぶりの再会を果たします。

また、地域文化の保存・継承を目的に、最新鋭の3Dレーザースキャナーによるモデリングで本学所蔵の獅子頭の超軽量3D模型を作成し、「令和の獅子頭」として兄弟獅子頭と山口で同時展示します。
山口の展示会へ旅立つ「本学の獅子頭」と「令和の獅子頭」の壮行を兼ねて、6月3日(金)12:15~ 東生駒キャンパスで、「令和の獅子頭」の開眼式を実施します。調査と展示、獅子頭作成に関わった学生が「令和の獅子頭」の目玉を入れ、「和州(奈良県の古名)」と令和という文字を墨で書き入れます。

  • ■由来不明だった本学所蔵の獅子頭の墨書に奈良大学の協力を得て赤外線撮影を実施。同じ銘を持つ 獅子頭が山口県の柚木神社に保管されていることが判明し、200年ぶりに出自が明らかに
  • ■山口市歴史民俗資料館で兄弟獅子頭の展示会を開催(6/7(火)~)。大阪電気通信大学の協力のもと、同 大保有の3Dレーザースキャナーで3D模型化した「令和の獅子頭」も同時展示
  • ■「令和の獅子頭」の開眼式を6月3日(金)12:15~東生駒キャンパスで実施
  • ■徳地地区の伝統文化である獅子舞を子どもに受け継いでもらうために、「令和の獅子頭」を使用した 獅子舞体験を実施(7/9(土))

【「令和の獅子頭」開眼式】

3Dモデリングした再現模型「令和の獅子頭」に目を書き入れ、墨書を入れる開眼式を行います。比較できるようにオリジナルの獅子頭も準備しています。
【日時】 2022年6月3日(金)12:15~     
【場所】 帝塚山大学 東生駒キャンパス 1号館2F 会議室 (奈良市帝塚山7-1-1)
【参加者】文学部日本文化学科学生らによるプロジェクトチームメンバー,担当教員

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【発信者】帝塚山大学  入試広報課 〒631-8501  奈良市帝塚山7-1-1
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