ニュース

2021年2月26日(金)

イベント・講座

オンライン授業の質向上をめざして 第2回FDフォーラムを開催

 

谷口先生5.jpg

本学では、2020年度前期においては、本学独自のeラーニングシステムTIES(Tezukayama Internet Learning Education Square)を活用した遠隔授業を全面的に実施し、後期は対面授業も併用した「ハイブリッド型」の授業を展開してきました。

約1年間にわたる遠隔授業のノウハウや知見を共有して課題を明らかにし、より一層の授業改善につなげることを目的として、2月18日、令和2年度の第2回FDフォーラムを開催しました。本フォーラムは新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点からWeb会議システム「Zoom」で実施し、112人の教職員が参加しました。

今回は、「コロナ禍における学内オンライン授業の実践事例」をテーマに、全学教育開発センターの谷美奈准教授の司会進行のもと、食物栄養学科の石塚教授、心理学科の谷口教授、全学教育開発センターの大西教授が、順に、理系科目、大人数科目、外国語科目の3分野における遠隔授業の実践事例について報告を行いました。

講演者からは、前期のオンライン授業への学生の反応や意見を踏まえて、動画や自学自習用の教材作成の工夫などの、授業のブラッシュアップに向けた取組みが発表されたほか、主体的な学びを促す反転授業の重要性についても触れられました。また、対面授業とは異なり学生の反応で授業理解度を知ることが難しいこともあり、習熟度の確認にレポート課題を活用すべきとの提言もありました。ほかにも「使いやすい教科書を指定する」「動画をコンパクトにまとめる」「Goole Formを活用し課題提示する」など具体的な方策が多く上がり、授業改善に生かせるノウハウが示されました。

Zoomのチャットではさまざまな質問が寄せられただけなく、参加者各自が実施してきた授業改善の取組みについても積極的な意見交換が行われました。

本学では、遠隔授業でも対面授業と遜色のない学修成果を挙げられるよう、これまで以上にFD活動を推進し、質の高い教育を学生に提供するように努めていきます。