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2021年9月19日(日)

イベント・講座

令和3年度第1回FDフォーラムを開催しました。

9月15日、令和3年度の第1回FDフォーラムを開催し、「数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)教育の取組み」と題して、大阪電気通信大学 情報通信工学部長の越後富夫教授にご講演いただきました。本講演は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から「Zoom」で実施し、データサイエンス教育について関心がある140人の教職員が参加しました。

政府がうたう「AI戦略2019」「第6期科学技術・イノベーション基本計画」では、「Society5.0」社会の実現を目指し、データサインエスやAIの知識を持つ人材育成が急務であるとしています。大学においては2021年度より、大学生・高専生がリテラシーレベルの数理・データサイエンス・AIを習得することを目標に、優良な教育プログラムを認定する制度が創設され、それらの受講生を50万人とする目標が掲げられています。

越後先生は、データサイエンス教育が求められるようになった社会的背景を踏まえつつ、政府の方針について詳しく説明。また、大学業界でのデータサイエンス教育の方向性や各大学の動向に触れながら、今後の展開への指針を示されました。講演の最後には、同大のデータサイエンス教育への取組みの一端として、同大が開講するデータサイエンスの授業を紹介。リテラシーレベルの認定を目指して全学開講する「コンピュータと情報活用術」は、講義と実習を組み合わせた構成で、本学では「データサイエンス初級」としてLIVE配信やオンデマンドで同じ授業を受講できます。

本学でもデータサイエンス教育を積極的に推進し、FD活動を通じて質の高い教育を学生に提供するように努めていきます。