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2020年8月5日(水)

プレスリリース

戦後75年 帝塚山大学法学部の学生が 奈良県内の戦争遺跡をたどり調査 「奈良県の戦争遺跡 -忘れてはいけない歴史-」 平和教育への活用をめざしてHPで一般公開

【本件のポイント】
  • ■本学法学部法学科の末吉洋文教授(国際法・平和学)のゼミ学生10名が、帝塚山大学同窓会「わかみどり会」の資金援助のもと、2019年4月~2020年3月にかけて行った奈良県内の戦争遺跡調査を、報告書として刊行
  • ■戦後75年という節目に、平和教育へ活用してもらうことをめざし、大学HPで報告書を一般公開
    帝塚山大学学術機関リポジトリ(http://id.nii.ac.jp/1288/00001269/
  • ■平和の尊さと戦争の悲惨さを、戦争を知らない若い世代に伝えることが目的

 

帝塚山大学(学長:蓮花一己 所在地:奈良市帝塚山7-1-1)法学部法学科の末吉洋文教授(専門:国際法、平和学)のゼミ学生10名が、帝塚山大学同窓会「わかみどり会」の資金援助を得て奈良県内の戦争遺跡調査を行い、その調査結果を報告書にまとめました。

「奈良県の戦争遺跡 -忘れてはいけない歴史-」と題した報告書で、2019年4月~2020年3月にかけて学生が奈良県内の戦争遺跡に実際に赴き、取材した内容を写真と文章で紹介しています。

B5版、50ページ、12章(フルカラー)で構成された同報告書には、奈良ホテルの防空壕に始まり、天理市の柳本飛行場跡地、奈良教育大学(奈良聯隊敷地跡)など10か所に及ぶ戦争遺跡に関する調査のほか、奈良県内における戦跡調査の第一人者である西田敦さんの講演レポートなどが収められています。

2020年3月に140冊発行した同報告書を、広く「平和教育」に活用してもらいたいとの思いから、戦後75年という節目の年に帝塚山大学のHP(帝塚山大学学術機関リポジトリ)上で一般に公開することとしました。

戦争被害が少なかったと思われがちな奈良県に残る戦禍の爪痕を丁寧にたどり、学生の視点で発信することによって、戦争を知らない若い世代にも「平和の尊さと戦争の悲惨さ」をあらためて知ってもらう機会としていただきたいと考えています。

報道資料は

20200805_奈良県戦跡調査報告書一般公開.pdf