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2016年12月1日(木)

お知らせ

【奈良学】本学所蔵のガラス乾板のデジタルアーカイブ化を実施

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昨年10月、奈良を拠点に活躍した仏像写真家である永野太造氏撮影のガラス乾板約7,000点が学校法人帝塚山学園へ寄贈され、同年12月に奈良県文化会館にて「仏像写真家 永野太造展」を開催いたしました。

本学では、貴重な資料の寄贈を機に、奈良学総合文化研究所と同大学附属博物館が中心となり、永野太造氏が撮影したガラス乾板の調査・研究を通じて、仏像美術の新たなる価値の発見をめざすとともに、更なる奈良が持つ魅力の創造に繋げるため、ガラス乾板の整理・分類を行い画像のデジタルアーカイブ化を推進しています。

その一環として、本年11月、株式会社堀内カラー様のご協力により、本学所蔵のガラス乾板の一部について、デジタルアーカイブ化の作業を実施しました。

ガラス乾板のコンディションチェック、クリーニング作業を経て、専用の高精細スキャナでスキャニングを行うことにより、美しい仏像の姿がデジタル画像の形で研究利用できるようになりました。

本学所有のガラス乾板については、12月3日(土)より、本学附属博物館の第10回企画展示「永野太造展」でご覧いただくことができます。
展示の詳細については帝塚山大学附属博物館ホームページをご覧ください。

入念なコンディションチェック

クリーニング作業の様子

高精細スキャナでのスキャニング作業

画像処理の様子