2014年8月8日(金)
プレスリリース
大和野菜を使用した新感覚サイダー「大和ベジサイダーあかね」を開発!
帝塚山大学(奈良市帝塚山7-1-1 学長:岩井 洋)では、大和野菜を使用した新感覚サイダー「大和ベジサイダーあかね」を帝塚山大学創立50周年記念品として、本学学生がプロデュースしました。
「大和野菜」とは、奈良県で昔から生産されている野菜の中から選ばれた、大和の伝統野菜(18種)と大和のこだわり野菜(5種)のことです。奈良県が積極的にそのブランド化を推進しています。

「大和ベジサイダーあかね」に使用される「片平あかね」は大和野菜の一つで、奈良県北東部に位置する山添村片平地区で古くから栽培されてきた、根の先まで赤く、細長い赤蕪のことです。アントシアニンが豊富に含まれており、色は鮮やかなワインレッドです。
本学現代生活学部食物栄養学科・稲熊隆博教授は、長年にわたり野菜の研究に携わり、その中で、現在多くの野菜ジュースのベースになっているキャロットジュース(商品名:「キャロット100」)を開発しました。
最近では大和野菜を研究の題材にし、特にその色素に関する研究を進めています。今回、大和野菜の価値発見・情報発信を通した認知度のさらなる向上を目指して、稲熊教授が大和野菜を使用した新感覚のサイダーを開発することになりました。その記念すべき第一弾が「大和ベジサイダーあかね」です。
このサイダーのネーミングやラベルデザインは、文化創造学科・河口充勇准教授の指導の下、文化創造学科と経営学科・経営情報学科の学生たちが考案・作成したものです。学生たちが考えた商品化の目的は、「大和野菜の魅力発信」です。そのため、野菜嫌いの子どもが手に取りやすい“かわいらしさ”を前面に出すことになりました。こうした発想からオリジナルキャラクター「あかねちゃん」が生まれました。
「あかね」というネーミングは、単に大和野菜「片平あかね」に由来しているだけでなく、本学の祝歌「茜雲」や学園祭「茜祭」にも通じるものであり、学生たちは「あかね」というネーミングに強いこだわりをもっています。この祝いの品を通して帝塚山ファミリー(TF)の絆がさらに広がり、深まることを願っています。
今後、「大和ベジサイダーあかね」は、帝塚山大学創立50周年記念品(非売品)として様々なイベントで配布予定です。今後、「片平あかね」以外の大和野菜を用いたサイダーの開発も行ない、「大和ベジサイダー」シリーズとして市販化を目指しています。近年、全国各地で「ご当地サイダー」がつくられ、注目を集めていますが、このような野菜のサイダー、しかも非常に地域性が色濃く表れた野菜を用いたサイダーは非常に希少な存在であり、御当地サイダー市場に対して大きなインパクトを与えることが期待されます。
本件に関する |
帝塚山大学 総務センター 広報課 |