2014年10月14日(火)
お知らせ
帝塚山大学創立50周年記念式典挙行報告
10月4日(土)、すがすがしい秋晴れのもと、帝塚山大学50周年記念式典を奈良市春日野町の奈良県新公会堂にて挙行致しました。
大学や高等学校関係者のほか、卒業生、企業、団体等約350名の皆様がご出席され、午前10時より、奈良県新公会堂能楽ホールにおいて、記念講演会に始まり、記念式典が挙行され、2階レセプションホールにて祝賀会が盛大に開催されました。
記念講演会では、奈良・興福寺貫首で本学特別客員教授の多川俊映師による、「自然の中の人間」というテーマでの講演がありました。
講演では、「現代に生きる私たちは、自然と人間、善と悪などというように、物事を二つに分けて一方を大事に、一方をおろそかに考えがちである。物と心、人と自然などを分け隔てることなく、つながったひとつのものととらえて、物を大事にする、人を大事にするということが大切である。帝塚山大学には、この考え方に立脚して、社会の様々な問題に対し、人材を育成する中で、奈良という地域の大きなシンクタンクとしての活躍を期待する」というお言葉をいただきました。

記念講演会に続いて挙行された記念式典では、本学園の有山雄基理事長が50年間を振り返り、「これまで培ってきた帝塚山教育の蓄積を次の時代のエネルギーとして、国家・社会の要請に応え続けるには、伝統の継承と変革が何より大切です。県下唯一の文科系総合大学として、皆様の期待に沿えるよう、努力をしていきたい」と挨拶しました。
岩井洋学長の挨拶では、「『論語』に従えば、大学も50歳。与えられた使命を今一度、自覚する時期に来ています。今年開設した文化創造学科は、奈良の大学として奈良で学ぶ意義を新にしたものであり、学生諸君には日本人としての自覚と深い教養を身につけてほしいと考えています。今後も改革を続け、地域に愛される大学を目指したい」と決意が述べられました。
続いて、文部科学大臣代理の義本博司大臣官房審議官、奈良県知事代理の野村政樹地域振興部長、仲川げん奈良市長、日本私立大学協会会長代理の森田嘉一副会長のご来賓の皆様から心温まるご祝辞を頂戴いたしました。
その後、12時15分からレセプションホールで華やかに祝賀会が執り行われました。柳澤保徳学園長の開会挨拶に始まり、荒井正吾奈良県知事からお祝いの言葉をいただきました。竹原優同窓会長による乾杯の発声から和やかに祝賀会が始まり、本学吹奏楽部の演奏が宴に華を添えました。
アンコールでは、飛び入りで、元帝塚山中学校高等学校教諭で「茜雲」の作曲者である、細谷清澄先生ご自身の指揮による「茜雲」の演奏が披露され、場内は大きな拍手に包まれました。
さらに、本学創立50周年を記念して制作されたDVD(ダイジェスト版はこちら)も披露され、祝賀会は盛会のうちに閉幕いたしました。