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2014年7月7日(月)

お知らせ

【心理科学研究科】平成26年度管理監督者メンタルヘルス研修会が開催されました

奈良県教育委員会と奈良県公立学校共済組合奈良支部の学校長・教頭を対象とした平成26年度管理監督者メンタルヘルス研修会が、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の管理監督者130名が参加のもと、奈良県社会福祉総合センター・ホールで去る6月20日(金)に開催されました。

テーマは「事例にみるメンタルヘルス不調者の対応と実際」です。

ここ数年、学校の先生のメンタルヘルス不調者が急増していることもあり、生徒や児童に接する先生が病んでいることにより、未来を担う子どもたちの教育に支障が出るため、大学院連合メンタルヘルスセンターと帝塚山大学大学院心理科学研究科は社会の強い要請に応え、過去5年、セミナーやカウンセリングの面で強い支援活動を行っています。

本年も上記講演テーマにもとづき、大学院心理科学研究科長である森下高治教授(大学院連合メンタルヘルスセンター代表理事)とM2大学院生である堀典子、光宮友恵、須賀絵美の各氏がセルフケアのリラクセーション法として有名な、ドイツのシュルツによる自律訓練法を取り上げ、会場の先生方の習得に努めました。

講演内容として、次のような内容が取り上げられました。
・ストレスとは? 実態に迫るメンタルヘルス問題の重要性
・管理監督者(ラインケア)としての職場における相談対応について
・セルフケア(こころと身体の問題)-リラクセーションの実際-
・自律訓練法
・ストレス対処の術
・サポートの重要性
・未来志向のメンタルヘルス

先月19日には、改正労働安全衛生法が衆議院を通過し、ストレスチェックの義務化が動き出しましたが、産業現場からの要請が強い働く人たちのメンタルヘルス問題について、大学院心理科学研究科にとって、また大学院連合メンタルヘルスセンターとしても積極的に役割を果たし、社会貢献していく所存です。

奈良県社会福祉総合センターでの研修会風景

大学院生による自律訓練法の実技風景

森下高治心理科学研究科長