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2013年12月24日(火)

イベント・講座

地域プロジェクト発表祭(多摩大学主催)に本学学生が参加しました

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12月22日、多摩大学(東京都多摩市)で開催された2013年度地域プロジェクト発表祭に本学経営情報学部(現経営学部)の学生2組が参加しました。

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地域をフィールドとしたプロジェクト活動を展開する同大学がその成果を地域と共有することを目的とした今回の催し。本学学生は招待発表として登壇し、ゼミ等で行っている地域貢献の取り組みの内容や成果について、発表を行いました。

 

まず登壇したのはアラファトヌルタイさん(経営情報学部(現経営学部)4年・写真右下)と玉井杏奈さん(同3年・写真右上)。「観光マップ作成の意義:観光資源を対象化」を演題とし、観光学を専門とする経営学部姜准教授の指導のもと、製作した生駒市の観光マップ「いこまナビ」について説明しました。

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生駒商工会議所、生駒市観光協会、生駒市との産学官商工観光事業連携協力により製作された観光マップ。まず、帝塚山大学の立地する奈良市と隣接する生駒市の魅力をふまえたうえで、今回の発表の根底となる「観光資源」の考え方を解説しました。他の地域のマップの調査やインタビュー、議論を重ね、マップでは生駒の歴史や伝説を扱うことになった製作過程や、いくつかのハイキングコースを示すことで、その歴史をたどることができるマップの特徴などについて紹介しました。また、ターゲットの明確化、地域社会とのコラボレーション、アプリによるスマート化など、理想とするマップにもふれ、生駒市の地域活性化につなげていきたいと話していました。

会場からはマップの完成度の高さを評価するコメントのほか、歴史を前提として製作されたマップであるが、他にどのような視点のものが考えられるか、マップ製作を通して成長することができたか、などの質問も寄せられました。

 

続いて、中村洸太さん(同4年・写真右)が、日置経営学部長のゼミにおいて取り組んでいる「大学生が取り組むネットパトロール」について、発表を行いました。

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中村さんは、「青少年を有害情報から守る奈良コンソーシアム」との協定に基づき実施しているネットパトロールは、コンピュータ・ネットワークを専門的に学び、詳しい知識や技術をもつ同ゼミ学生がネット上にある青少年に悪影響をもたらす有害情報を探し出し、警察や教育委員会に報告する活動であると説明。活動の内容や成果だけでなく、数多くのメディアに取り上げられていることについてもふれ、また、活動を通して中高生のインターネットに対する危険意識がまだ低いことを実感したと話していました。

会場からは、インターネット掲示板の問題に関する質問のほか、有害情報の探索だけでなく、危険性を啓発する活動を行う予定はあるのか等の質問があがっていました。

発表祭の最後には、日置学部長が来賓挨拶を行い、奈良を離れ、全く異なる環境で発表を行った学生の「非日常」の体験の大切さを語っていました。続き、岩井洋学長が本発表会の意義や来年創立50周年を迎える帝塚山大学では、学生を巻き込んだ50のプロジェクトを展開していると来賓の挨拶をしました。

大学のある奈良を離れ、遠方での発表を行った3名の学生。発表を前に行われた昼食会では、他の発表者との意見交換も行っていました。玉井さんは「道中の新幹線ではずっと発表の練習をしていた」と話していましたが、長旅の疲れを見せることなく、質問に対しても落ち着いて対応していました。

帝塚山大学では、今後も学生を中心とした地域貢献に積極的に取り組んでまいります。

発表に先立つ昼食会で学生は地域の方と積極的に交流していました

発表を終えた後も多くの来場者が学生に質問をしていました

来賓挨拶を行う岩井学長

来賓挨拶を行う日置経営学部長