2013年10月1日(火)
お知らせ
【大学院心理科学研究科】日本心理学会第77回大会で院生・教員らが注目の発表!
9月19日 (木) から21日 (土) にかけて、札幌コンベンションセンターおよび札幌市産業振興センターにおいて、日本心理学会第77回大会が盛大に開催され、本学大学院心理科学研究科の教員および大学院生が発表等を行いました。
公益社団法人日本心理学会は心理学の進歩・普及を図ることを目的として、1927年に創立され、全国規模の心理学の総合学会では最も歴史のある学会です。2012年3月末現在、基礎領域から応用領域まで広い専門領域にわたる7,400名の会員を擁しています。次に歴史のある学会は日本応用心理学会ですが、こちらで紹介しました。
本学からは玉瀬耕治教授、水野邦夫教授、奥村由美子教授、谷口淳一准教授らが参加出席しました。19日は、教育領域で水野教授が「グループ体験における感情変動が自他イメージに及ぼす影響 (2)」の研究を吉川栄子氏 (聖泉大学) らと共同発表、20日には、臨床領域で奥村教授が「医療機関での実習での患者の自己開示に対する大学生の態度」を前任校川崎医療福祉大学のメンバーらと共同発表、また、発達領域で First Author「講義が学生の高齢者イメージにもたらす効果 教材との関連についての検討」、Second Author「講義による高齢者イメージの変化に関する研究 時間についての検討」について、いずれも久世淳子教授 (日本福祉大学) との共同発表を行いました。
21日は、M1の吉田久子さんが同志社大学在学時代の畑敏道准教授と感覚・知覚領域で「注意を向ける方向と触覚の有無がゴムの手の錯覚に与える効果」の研究について発表しました。発表の内容は、ゴムの手の錯覚とは、隠された本物の手と、目の前にあるラバーハンドが同時に刺激されると、ラバーハンド上に触覚が感じられるという錯覚です。その後、視覚がなくても触覚と運動の協応によっても錯覚が生起することが報告されましたが、その要因を明らかにした報告は見当たらないことから、本錯覚に影響を与えている要因に関する研究に取り組み、学会の発表に至ったとのことです。
このように帝塚山大学の心理系教員、大学院心理科学研究科大学院生が、学会発表を通じて社会への貢献をしており、ますますの活躍が期待されます。
なお、年内は関西心理学会、日本社会心理学会でも心理系教員、大学院生が研究成果の発表を行います。また、春季大学院入試説明会が、来る10月26日に開催予定となっています。(詳細はこちら)
前期課程、後期課程の入試は2014年2月14日に実施されます。