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2012年7月30日(月)

お知らせ

経営学部経営学科の提案が優秀賞を獲得!奈良県主催の「県内大学生が創る奈良の未来事業」

7月25日、奈良県議会本会議場にて、「県内大学生が創る奈良の未来事業」の公開コンペが開催されました。本事業は、奈良県政のさまざまな課題を解決するため、県内の大学に在籍する学生から政策提案を募集し、公開コンペ方式により選考して、優秀と認められる提案を県が実際に予算化することを目的に、今年度初めて実施されたものです。本政策提案には、県内大学の26グループから27の応募があり、公開コンペには、提案書の事前審査で選考された8グループが参加しました。

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本学からは、

◆経営学部経営学科の「Meet20s’絆 プロジェクト―20歳の若者の出会いで絆をつくる」

◆現代生活学部食物栄養学科の「菜食健美」

◆現代生活学部居住空間デザイン学科の「親子で防災コンテスト!“おうちの防災マップ”づくり」

の3提案が公開コンペに進み、県内大学で最多の最終審査採択数という結果を修めました。 

DSCF4226.JPGのサムネール画像

公開コンペ当日は、荒井県知事の開会宣言を幕開けに、8グループのプレゼンテーションが行われました。1グループのプレゼンテーションの持ち時間は8分間、質疑応答に5分間と定められており、時間内に提案を簡潔にまとめ、アピールする力が試されます。

本学から最終選考に進んだ3グループも、パワーポイントを使用し、荒井県知事をはじめとする審査員、ならびに一般の聴講者を前に、自分たちが時間をかけて作り上げた提案を発表しました。

各グループとも、自分達が考える県政の課題に対してエビデンスとなるデータを分析し、その課題を解決する施策を大学での学びをもとに提案を作成。本学の掲げる「大学での学びを地域で生かし、実践力を養う」ことを主眼とした「帝塚山教育」の成果を、プレゼンテーションの場で遺憾なく発揮することができました。独特の緊張感が漲る会場で、通常通りのプレゼンテーションを行うことは非常に難しいものですが、学生たちは皆堂々とした発表ぶりを披露。発表後には、審査員の方々から「提案の実現性、実行性」に関する質問が多く飛び交い、その鋭い質問に対しても慌てず答える姿に、学生たちが本公開コンペに向けて入念に準備してきた様子が伺えました。

本学学生たちの提案の完成度もさることながら、発表が終わったときに見せた学生のほっとした表情、そして会場で見守る指導教員の先生方が胸を撫で下ろした様子がひとしお印象的でした。 

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全提案発表の終了後、30分間の選考を経て、本学の経営学部経営学科の「Meet20s’絆 プロジェクト―20歳の若者の出会いで絆をつくる」が、見事「優秀賞」を獲得しました。講評の中で、「提案のなかでも、もっとも若者らしいアイデア」というコメントをいただき、本学経営学部の観光経営やICTに関する学びを生かした提案は審査員の方々に高い評価を得ることができました。

また、惜しくも賞を逃した食物栄養学科、居住空間デザイン学科の提案に関しても、「賞を逃した提案についても、県政の中で生かしていきたい」との荒井県知事の発言がありました。今後の県政展開の中に、本学学生のアイデアが生かされることが強く期待されます。

選考された政策提案は、学生と奈良県の職員で構成するプロジェクトチームで検討を行い、平成25年度に事業化をめざしています。優秀賞を獲得した経営学部経営学科の「Meet20s’絆 プロジェクト―20歳の若者の出会いで絆をつくる」の参加学生も、インターンシップ制度等を活用して事業実施への参加が望まれています。 

本学では、地域に貢献できる人材を育成するということを目的に、地域社会とのかかわりの中で学生に大学での学びの成果を発揮する場を多数設けています。本学の教育の3本柱のひとつである「実践教育」を実現するためにも、学生自身が主体的に参加できるような取組を大学としてさらに提供していく予定です。

優秀賞を獲得した経営学部のメンバー、指導教員の菅先生と.JPG

【優秀賞を獲得した経営学部のメンバー。指導担当の菅先生とともに】

優秀賞を獲得した経営学科グループが荒井県知事を交えて記念撮影

食物栄養学科のチーム

居住空間デザイン学科のチーム

公開コンペに選ばれた本学3グループのメンバーと指導教員とで記念撮影