就職・資格

就職活動 Q&A・用語集

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Q&A

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Q:就職するうえで有利な資格はありますか?

資格を取得しているからといって絶対に有利というわけではありません。自分の希望する業界・職種に必要であれば、有利になることもありますが、資格そのものが優先されるより、むしろその資格取得に向けて取り組んだ姿勢が問われます。面接では「なぜその資格を取ろうと思ったのか?」「取るためにどういった努力、取り組みをしたのか?」などの質問があります。資格取得の背景にある個人の取り組み姿勢や成長を面接などで確認されます。

Q:大学の成績は採用に影響するのでしょうか?

企業や官公庁は独自の採用選考・適性検査などで学力・能力・適性を見極めて採用の判断材料にするところが多く、採用選考に直接影響をおよぼすことは少ないようですが、卒業への所用単位が多く残している場合は内定したが卒業できない可能性が高いとの認識をされる場合があります。大学での学修による一般知識・専門知識は筆記試験・面接において問われます。学生の本分は「学業」です。就職活動の時期を迎えてあわてることなく、1年次から計画的に学修し、単位を取得しておくことが重要です。

Q:フリーターから就職するのは新卒から就職するより難しいですか

難しいです。新卒には企業から手を広げてくれていますが、いったん卒業してしまうと自分から企業の手を開かせなくてはいけません。そのエネルギーは新卒正社員採用の十数倍とも言われます。日本は新卒には甘く、既卒には辛い国です。仕事の向き不向きよりも、とりあえずは正社員というステージに立つこと、全てはそれから考えてもいいでしょう。

Q:学校推薦の企業はありますか。学校推薦をもらえば必ず入社できますか

最近は殆どの企業が自由応募ですので積極的にチャレンジしてください。また、学校推薦で受験しても必ずしも内定がもらえるとは限りません。但し、内定した場合辞退はできませんので、そのつもりで申し込んでください。

Q:アルバイトもしたことがないのですが、就職できますか。

必ずしも「アルバイト経験=就職」ではありません。クラブやサークル、ボランティア、友人との交遊関係など、あなたが今まで関わった経験から何かを掴み、あなた自身が成長しているはずです。その時に感じたことを社会で生かす気持ちがあれば大丈夫です。自信を持って就職活動に臨んでください。

Q:女子学生の就職状況について教えてください

終身雇用制の崩壊、雇用環境の多様化などにより、近年、女子学生の就職環境は激変しています。募集職種も以前のような「一般事務職」ではなく「総合職」や「営業職」の比率が格段に高まっており、学生時代に培われたコミュニケーション能力や対人折衝力などが、就職活動の場で問われます。例えば、製薬会社のMR職、IT業界のSE職などさまざまな業界・職種で女性を積極採用する傾向にあります。規模や知名度に関わらず、女性社員が活躍しているかを見極める必要があります。

Q:家族として、どのような形で就職活動を支援すればいいでしょうか?

就職活動中は、学生本人が一番「不安」「あせり」を感じています。家族の皆様が「おおらか」に見守ってあげてください。また、就職活動中は、精神的・肉体的にも疲労するものです。体調管理についても注意してあげてください。

Q:本人にとって、希望する企業から内定を得られませんが、どのようにアドバイスすればよいでしょうか?

あせらず、じっくりと企業探しをするようにアドバイスをお願いします。内定を得たいばかりにあせって適していない職種・企業に就職するのは、本人にとっても不幸な結果を招きます。ただし、適職が見つかるまでフリーターでも良いというようなアドバイスは避けてください。

就職活動用語集

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■就職活動ルール(2024年卒の採用選考ルール)

2024年卒の就職活動は、政府の主導により、これまで通りのスケジュールが維持されます。 企業の採用意欲は引き続き旺盛で、早め早めに就職活動準備に取り組む学生が増えています。
・広報活動開始 :卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
・採用選考活動開始:卒業・修了年度の6月1日以降
・正式な内定日:卒業・修了年度の 10 月1日以降

■就職情報サイト

就職活動をする学生に企業等の採用情報などを提供するWEBサイトのことです。採用情報のほか、就職活動についてアドバイスする就職活動サポートなどもあります。インターネット上の就職情報サイトに絞って求人情報を出す企業も多く、ほとんどの学生は就職情報サイトに会員登録することが常識になっています。企業の合同説明会の案内や就職活動におけるさまざまな情報が掲載されており、学生にとって就職活動のベースになっています。

■通年採用

企業が年間を通して採用活動を行うことです。多くの企業は新卒の採用活動を春から夏にかけて一斉に行いますが、その後も応募を締め切らず、秋冬も通して募集する企業も増えています。 企業が通年採用を行うねらいは、既卒者や外国人留学生など幅広い人材から募集するためですが、春夏の新卒採用で良い人材が取れなかったためにその補完をしている企業や、事業計画が変わって急遽、人材が必要になった企業もあります。

■社会人基礎力

「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が提唱しています。新卒採用・人材育成で、これを重視している企業は多く、「前に踏み出す力(主体的・働きかけ力・実行力)」「考え抜く力(課題発見力・計画力・創造力)」「チームで働く力(発信力・傾聴力・柔軟性・情報把握力・起立性・ストレスコントロール力)」の3つの能力と12の能力要素から成り立っています。

■求人倍率

求人倍率とは、民間企業への就職を希望する求職者1人に対する企業の求人状況を算出したものです。例えば求人倍率が1.0倍より高いということは、求職者よりも求人数の方が多いということになります。大卒の求人倍率はリクルートワークス研究所が1986年(1987年3月卒)から調査結果を公表しており、バブル景気の終盤である1990年(1991年3月卒)には最高値の2.86倍を記録しました。なお、同調査で2023年3月卒業生の大卒求人倍率は、1.58倍(2022年4月調査)となっています。

■第二新卒

大学を卒業後1~3年程度の求職者を第二新卒者と呼ぶことが多いです。新卒者が就職後、数年で離職する割合は年々増加傾向となっており、厚生労働省が毎年発表している大学新卒者の 離職率統計では、約30%が3年以内に退職していると言われています。入社後のミスマッチ による早期退職者を防ぐためにも、自己分析・業界研究・企業研究・職種研究を入念に行う必要があります。

■BtoB/BtoC

BtoBは「Business to Business」の略で、企業と企業の間の取引のことです。これに対して、 BtoCは「Business to Consumer」の略称であり、消費者を相手にしたビジネスやサービスのことを指します。BtoC企業で取引される商品が完成品であるのに対し、BtoB企業では、素材や部品が中心に取引されます。このため、学生はCM等で名前を聞いたことがあるBtoC企業に興味を持つ傾向が強いが、就職活動を行ううえでは、BtoB企業を含め、幅広い視野で企業研究・業界研究を行うとよいでしょう。

■ワークライフバランス

仕事と生活の調和のことです。仕事にやりがいと充実感を感じて働きながらも、家族・子育て・地域交流・自己啓発といった自分の時間も持つことで、仕事と私生活の相乗効果を高める取り組みのことを言います。「私生活を充実させることで広い視野・知識が身につく、仕事のやる気が高まる」「仕事が充実することで、私生活の時間を楽しむことができる」という考え方です。

■自己分析

自らの長所・短所・価値観(「なぜ働くのか」 「どのような仕事をしたいのか」)を理解し、言語化する作業のことです。自己理解を深めることにつながります。就職活動の第一ステップであり、最も重要な作業と言えます。自己分析を疎かにして就職活動を行い、なんとなく内定を取得できた会社に入社したといったケースでは「こんなはずではなかった」「思っていた仕事と全然違った」などといった理由で早期退職することに繋がりかねません。自分の特徴や、これからの生き方、最も大切にしたこと、譲れないこと、将来のビジョンなどを自己分析をすることで明確にすることが就職先選びにおいて最も大切です。

■業界・企業・職種研究

働きたい業界や企業、就きたい職種を理解することです。企業名は知っているが、事業内容や勤務形態、就労条件など何も知らないといった場合は、しっかりと研究し、理解しておくことです。業務内容の理解とともに自分に合いそうな仕事か、チャレンジできる仕事かどうかを確認することが大切です。業界・企業・職種研究は仕事理解を深めることにつながり、就職先とのミスマッチを起こさないためにも重要なことです。

■インターンシップ

インターンシップは、学生が在学中に一定期間、企業や官公庁で「就業体験」をする制度のことであり、仕事を体験することを通じて学修と社会での経験を結びつけ、職業意識が醸成されることが期待されます。インターンシップの主な種別としては、大学の授業科目を履修し、夏季休業期間などを利用して就業体験を行う「単位認定型」と、企業や団体に学生が直接応募して参加する「自由応募型」があります。
「自由応募型」では、募集の情報を就職情報サイト運営会社や各企業・団体のホームページ等から入手して、学生が各自で申し込みを行います。

■エントリー

学生が企業に資料請求などをする場合、就職情報サイトや企業のホームページを通して行います。その資料請求を就職情報サイトなどのインターネットを通じて行うことをエントリーといいます。言い換えれば、エントリーとは、「御社に興味があります」「御社の情報を希望します」といった学生の企業に対する意思表示です。人気企業では1社で10万人を超えるエントリーを集める企業もあります。エントリーすると、企業から会社案内や説明会、選考の案内などが郵送やメールで送られてきます。

■エントリーシート(ES)

エントリーシートとは、「自分自身の人柄を企業にアピールするための書類」です。フォーマットは企業ごとに異なり、文章だけでなく写真や絵で表現する場合もあります。学生時代に力を入れたこと、自己PR、会社に入ってからのキャリアビジョンなどが質問されることが多く、その人の「人となり」を判断する材料として使用されます。このエントリーシートに記載された内容をもとに書類選考や面接が行われるため、自己分析や企業研究を入念に行った上で記載する必要があります。

■エントリーシート(ES)と履歴書の違い

エントリーシートはあくまでも、採用選考において参考にするものです。志望動機や自己PR、学生時代に頑張ったことなど、選考に当たって知りたい項目、フォーマットや文字数を企業ごとに設定しているケースが多いです。一方、履歴書は入社後もデータが保管され、記載した氏名、生年月日、住所、連絡先、学歴などが従業員データとして使われます。また、履歴書は公的書類のため、記載事項に虚偽があった場合は「私文書偽造」にあたり不採用、解雇の原因にもなり得ます。フォーマットも企業が独自に用意する場合もありますが、大学独自の履歴書や「JIS(日本工業 規格)」という国の標準規格にのっとった市販の履歴書などがあります。

■会社説明会(企業セミナー)

会社説明会は企業セミナーとも呼ばれ、開催形式として企業が単独で開催する個別企業説明会、 就職情報会社などが主催の複数の企業が参加する合同企業説明会、大学主催の学内(合同・個別)企業説明会があります。会社説明会では、企業の事業内容や仕事内容、求める人材像などが説明され、質疑応答の時間が設けられています。学生が企業の採用担当者と直接話をして情報収集できるとともに、志望企業に自分を印象づけることができる機会でもあります。

<合同企業説明会>就職情報会社、国(ハローワーク、ジョブカフェ等)や自治体、商工会議所、新聞社などが主催する、複数企業による合同説明会です。大型のホールやイベント会場などで開催されることが多く、企業はブースごとに分かれ、そこで個別の会社説明会が行われます。合同説明会のメリットは、一度に多くの企業を回ることができ、比較しやすいことです。また、これまで知らなかった企業との偶然の出会いも期待できます。結果として、就職に関する視野が広がり、エントリー企業の増加につながります。

<学内(合同・個別)企業説明会>大学が独自に主催し、実施する説明会です。多数の企業が大学内に集まる合同説明会と単独企業が個別に行う個別企業説明会があります。大学内で行われるため、気軽にリラックスして 参加することができます。学外で開催される説明会は大企業や、誰もが知る商品を扱う企業に 集中しがちですが、学内企業説明会には優良中堅・中小企業も多数参加しています。大学のOB、OG社員が説明に来ることもあり、学生にとってこれまで知らなかった企業や仕事に対するイメージが膨らむきっかけになることもありお勧めです。

■筆記試験

学力や知識を問われる試験と職務の適性をはかる適性検査の2種類があります。筆記試験にはSPI3、玉手箱、CAB、GAB、一般常識テスト(高校までの5教科+時事問題)などが多く使われます。国語・英語の単語・長文を中心とした「言語分野」と、数学・理科の「非言語分野」からの出題があり、いずれも難易度は中学・高校レベルです。問題数が多いので、時間配分と正確性がカギとなります。最寄りのテストセンターでWEBによる試験を受験するケースが増えています。一方適性検査は、個人の性格および特性の偏りを明らかにする「YG性格検査」、処理能力や性格的特徴をチェックする検査「クレペリン検査」などがあります。

■面接

採用選考において企業が最も重視するのは個人面接です。面接は一般的に3~5回程度行われます。一次面接は、人事部門や他部門(営業など)、比較的若い社員が面接官を務めることが多いです。面接は回が進むにつれ、人事課長、部長が面接官を務め、最終面接になれば社長 や役員クラスの面接になります。志望度の高さや、個人の能力、社員として一緒に働けるかなどの視点を中心に選考されます。

■グループディスカッション

概ね4~6人程度のグループに分かれ、指定されたテーマや課題について制限時間(30~50分程度)内に自由に討議し、最終的に結論を発表するといった形式がとられることが一般的です。近年、グループディスカッションを面接の手法として取り入れる企業が約7割を超え、年々増加しています。企業にとって、集団内における個人のかかわり方を見極め、学生個々人の個性を評価しやすいというメリットがあります。学生にとっては、短い時間の中で、いかに自分を アピールできるかが勝負となる形式の面接です。

■オンライン就職活動

WEB上で行う就職活動の形式です。企業説明会やグループディスカッション(GD)、面接など、直接企業を訪問することなく、パソコンやスマートフォンを介して採用選考に参加できます。 特に近年、新型コロナウイルスの影響で、説明会や面接を対面で行えない時期があり、オンライン就職活動を実施する企業は増えました。
なお、オンライン就職活動に関する主な用語は、以下のとおりです。

WEB(ウエブ)説明会/面接

オンラインで行うビデオ通話説明会および面接です。オンライン説明会/面接、リモート説明会/面接とも呼ばれます。会社へ直接出向くことはなく、WEB上で実施されます。また、出席確認などのため画面上に自分の表情をビデオカメラで映すことを「カメラオン」または「ビデオオン」と称します。

WEBテスト

インターネットにつながっている自宅や大学などのパソコンや、「テストセンター」と呼ばれる専用会場のパソコンなどで受けるテストのことです。さまざまな種類のWEBテストがあり、中でも、「SPI」や「玉手箱」といったテストを実施する企業が多いです。

ネット環境

WEB面接や説明会に参加する場合、安定したインターネット通信環境が整備されていると安心です。特に無線パソコンやスマートフォンでWEB面接へ参加する場合、接続するWIFIの電波状態等が不安定であると企業側からの質問が聞こえない、自分の声が届かない、画面が固まって説明会や面接が中断したというケースもあります。

Zoom(ズーム)

オンラインでセミナーや会議を開催するために開発されたアプリケーションソフトであり、多くの企業がWEB説明会等のために導入しています。ほかにもMicrosoftTeamsやGoogle Meetといったアプリケーションソフトを導入する企業もあります。企業のWEB説明会に参加の申し込みを行うと、メール等でその説明会に参加するためのURLが送付され、当日は送付されたURLをクリックすることで参加が出来ます。

自己PR動画

採用選考における提出資料の一つです。紙ベースのエントリーシートと同様に学生時代に頑張ったことや自分の特技などをアピールするため、文章の代わりにアピール内容を短時間(数分)にまとめた動画の提出を求められます。スマートフォンやタブレットで撮影し、メールやWEB画面上から企業へ送信(提出)します。